この度、江口寿史の塗り絵コンテストにご応募くださった皆様、誠に有り難うございました。応募総数387点の作品を前にして、審査委員長である江口先生は、一枚一枚見入っておられる様子…。丁寧に塗られている作品や個性的な作品、親子で塗られた作品など見応えのあるものが多く、審査にも自然と熱が入りました。
【総評】
あれ、思ったより応募少なかったなあ……と思いつつ作品を眺めてみれば、どれもこれも楽しい作品ばかりで、結果、入賞3人に絞るのにけっこう悩んでしまいました。
なによりも、みなさん楽しんで塗ってくれた様子が伝わってきたのが嬉しかったですね。母娘で塗ったり、お友達と塗ったり。また自分なりの色や塗り方を試してみたり。肩ひじ張らず、気楽にのん気に。塗り絵本来の楽しみ方を、みなさん自然に身につけててイイなあ、と思いました。みなさんの塗り絵で僕も楽しませてもらいました。応募して下さった全ての人、どうもありがとう!
森山愛子さん
色鉛筆で丁寧に塗ってくれました。見本から離れて自分なりの色を上手に出しつつ、遊びゴコロも効いていて、思わずニッコリしてしまう作品ですね。色のセンスもいいです。この人にはぜひコピックを試してほしくて最優秀賞としました。
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山田由紀子さん&貴子さん
この二人は母娘なのかな?塗り方と字がまったく一緒なので同一人物かな!?親子で塗ってたらいいなあ、と思ってね。これを二人で塗ってるひと時は、まさに塗り絵の楽しさだと思うんですよ。
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光武雅浩さん
この人はもう、クロウトはだしに上手いですねえ。コピックの扱い方も堂に入ってる。 こんだけ塗れたら、自分の絵もどんどん描きたくならない?描こう描こう!
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入選3人だけに絞るにはあまりにも落とすにしのびない作品が多かったので、次の3名様を江口賞としてカラー色紙を差し上げます。
中野節子さん
色鉛筆で、僕の見本通りの色を完璧に再現。違う画材でここまで同じにするの難しいよ、なかなか。
三宮聡美さん
これは笑っていいのか!?本気なのか?ホラーともいえる個性的な色味は群を抜いてました。受けた。
武安千絵さん
見本とは違う独自の色使いがイイです。コピックの扱い方も完璧。
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以下3名様には色紙を差し上げます。
丸野也須江さん
樋口真貴さん
吉田恵一さん
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お問い合わせ先
河出書房新社 「江口寿史の塗り絵」担当
電話 03-3404-8611
※選考内容に関するお問い合わせには応じられません
「江口寿史の塗り絵」
江口 寿史
著
定価1,260円(本体1,200円)
ISBN 978-4-309-27026-5
● Cコード 0072
江口寿史が描く「美少女のいる風景」を塗り絵で楽しみましょう! 女子高生・OL・白衣女史……キュートな美少女16人のイラストを一挙収録。プロの華麗なるテクニックを自ら披露&解説する「江口寿史の塗り絵教室」も必見です。
江口 寿史 (エグチ ヒサシ)
1977年2月、「恐るべき子供たち」でデビュー。広告、CDジャケットなど多岐に渡って活躍。1992年、短編集『江口寿史の爆発ディナーショー』で第38文藝春秋漫画賞受賞。代表作に「ストップ!!ひばりくん!」等。
江口寿史ホームページ
KOTOBUKI STUDIO
http://www.kotobuki-studio.com/