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『死してなお踊れ』(河出書房新社) 刊行記念「なぜ一遍なのか? いくぜ極楽、何度でも」 栗原康× 安藤礼二 トークイベント

『大杉栄伝』でアナキスト大杉の生涯を、そして『村に火をつけ、白痴になれ』でその妻でもあった伊藤野枝の生涯を描いた栗原康さんの三冊目のバイオグラフィは一遍を描きます。アナキスト二人の次になぜ宗教者を? いえ、一遍は実は史上稀有な最大のアナキストなのです。すべてを捨てて「踊り念仏」によって底辺民衆を救おうとした一遍とは何者か。著者はなぜ一遍を描いたのか。日本思想史、とりわけ仏教にも精通して、鈴木大拙をめぐる長編批評もある文芸評論家・安藤礼二さんが初顔合わせでこの核心にせまります。

イベント終了後、栗原さんのサイン会も予定しております。


概要

会場:青山ブックセンター 本店

日程:2017年2月20日 (月)時間19:00~20:30

開場:18:30料金1,080円(税込)

定員:50名様

会場:本店内 小教室

《お問合せ・お申込み先》

青山ブックセンター 本店 03-5485-5511 (10:00~22:00)


詳しくはこちら。

青山ブックセンター本店イベントページ


栗原康

1979年生まれ。著書『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(夜光社)、『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』(岩波書店)、『現代暴力論 「あばれる力」をとりもどす』(角川書店)、『学生に賃金を』(新評論)、『はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)、『増補 G8サミット体制とは何か』(以文社)他。


安藤礼二

1967年、東京生まれ。文芸評論家、多摩美術大学美術学部芸術学科准教授。「神々の闘争――折口信夫論」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。『神々の闘争 折口信夫論』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社)で大江健三郎賞、伊藤整文学賞、『折口信夫』(講談社)で角川財団学芸賞、サントリー学芸賞を受賞。他に著書多数。


書籍情報

死してなお踊れ 一遍上人伝

壊してさわいで燃やしてあばれろ! 踊り念仏の一遍がダメな者たちをこそ救うためにアナーキーに甦る。注目の著者による狂乱と救済、哄笑と歓喜にあふれた絶後の評伝。

ISBN 978-4-309-24791-5

本体価格 1600円(税抜)

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