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2018年1月の記事一覧

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©Taihei Ohara

金子薫氏が11回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody 賞」( NPO 法人わたくし、つまり Nobody)を受賞しました。


「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」 は、ジャンルを問わず、ひたすら考えること、それを言葉で表わし、結果として新たな表現形式を獲得しようとする人間の営みに至上の価値を置くものです。考える日本語の美しさ、その表現者としての姿勢と可能性を顕彰し、応援してゆこうとするものです。


【略歴】

1990年、神奈川県生まれ。 慶應義塾大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程終了。 2014年「アルタッドに捧ぐ」で第51回文藝賞を受賞しデビュー。 著書に『アルタッドに捧ぐ』『鳥打ちも夜更けには』『双子は驢馬に跨がって』がある。



【授賞理由】わたくし、つまりNobody賞公式サイト 2018年 第11回受賞者お知らせページより

なぜ、人は生きていかなければならないのか......金子薫氏の小説の中には、このような根源的な問いがあふれている。日常とは乖離した架空の場所や生き物をつくりだし物語を紡いでいるが、一貫しているのは、人が生きる営みや人生そのものへの問いだ。人生とは問いを重ねていくこと、そして、そこには言葉がある。金子氏の小説からは、フィクションに内在する言葉の力への信頼がひしひしと感じられる。文学には、もっともらしい教訓やわかりやすい答えなどは必要ない。読者も、作者さえも、自分自身の読む力で作品の世界を楽しみ、自由に感じたり考えたりすることそのものが文学なのだ。人が生まれて存在する理由が曖昧なように、すべては曖昧で夢かもしれないが、金子氏はそのことを言葉で表現し、言葉で世界を構築している。何よりも言葉を大切にしたいと願って創設された当賞を授賞するのに相応しい人であり、今後も日本文学の枠にとらわれない小説を生み続けることを期待して、賞を贈ります。


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アルタッドに捧ぐ

作家志望の青年が、ある日、自分の作品から抜け出たトカゲのアルタッドを育て始める。 架空のトカゲやサボテンを世話する青年からは、赤ん坊や弱い者を庇護せざるを得ない人間の善の感触が滲み出る。 生への優しさに満ちた小説。

河出書房新社◆定価1,300円(本体価格)201411月刊




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鳥打ちも夜更けには

自らの町が「架空の港町」と呼ばれることを気に入っている住民たちの中で、生きる意味を見いだそうとする青年の姿が描かれる。 蝶と花畑の「楽園」の復活をもくろむ新町長のもとで始まった害鳥駆除の仕事に就いた青年は、いつしかその職に疑問を抱き、仕事を放擲する。 いかに生きるか、「架空の港町」の住民たちは、その問いを忘れ、考えることを忘れた人たちだった。 青年の苦悩が、ひとつの問いとなって読む者の胸に迫る。 わたしたちも架空の港町の住民になってはいないか?

河出書房新社◆定価1,500円(本体価格)20162月刊




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双子は驢馬に跨がって

物語は、「君子危うきに近寄らず」と「君子」という奇妙な名前の父子が、理由も分からぬままに幽閉されている場面から始まる。 父子はいつか驢馬に乗った双子が救出してくれると信じている。 果たして、遠くの町で双子が生まれ、成長して旅に出る。 登場人物たちは、作中で冷酷に切り捨てられることもなく、シニカルに笑われることもなく、傍観されることもない。 聖書を連想させる予言の場面や、神話的といってもいい壮大な構想をもち、その描写は高貴な情感にうらづけられている。 物語は希望の予感とともに閉じられ、双子の旅は続いてゆく(振り出しに戻る)。

河出書房新社◆定価1,600円(本体価格)20179月刊

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54回文藝賞受賞作、若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」(「文藝」2017年冬季号掲載)が第158回芥川龍之介賞を受賞しました。 なお、本作『おらおらでひとりいぐも』は単行本化され全国書店で発売中です。


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 若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』

 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026374/

単行本 46判  168ページ 

ISBN978-4-309-02637-4 

Cコード:0093 発売日:2017.11.17  


158回芥川賞は石井遊佳さんと若竹千佐子さんに決定!(平成29年下半期)

http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/index.html 

定員につき、応募を締め切りました。お申込みありがとうございました。


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54回文藝賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』の刊行を記念し、著者の若竹千佐子さんによるトークイベントを開催いたします。


 若竹さんは岩手県遠野市で生まれ育ち、子どもの頃から小説家になりたいと思っていたそうです。大学卒業後、岩手県内で教員採用試験を受け続けるも、毎年ことごとく失敗。そうしたなかで夫と出会い結婚ののち、三十歳で上京、

都心近郊の住宅地で二児に恵まれ子どもを育てあげましたが、五十五歳の時、突然夫が脳梗塞で亡くなります。悲しみのさなか、息子から勧められたことをきっかけに小説講座へ通いはじめ、八年の時を経て本作を執筆、文藝賞を受賞し、さらには第158回芥川賞候補作に選出されました。

 そんな本作について、また、「東北」という土地についての思いを語っていただきます。

 みなさま、奮ってご参加くださいませ。


*当日サイン会は行いません。あらかじめご了承ください。


日時:2018130日(火) 17:30開場 18:00開演

会場:東北学院サテライトステーション 会議室

 仙台市青葉区一番町2-2-13 仙建ビル1

 http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/facilities/satellite.html

 《司会進行:土方正志(荒蝦夷)・川元茂(プレスアート)》


定員:30

参加費:無料

申込方法:河出書房新社

下記URLからお申し込みください

https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=ngs-lbnaqa-fd342249b5bd5a31b0878d1c51b74ec7

先着順・定員に達し次第締切とさせていただきます。


主催/河出書房新社

協力/東北学院大学、荒蝦夷、プレスアート