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お知らせ: 2016年2月の記事一覧

第2回日本翻訳大賞の二次選考対象となる16冊が決定しました。
弊社からは3作品がノミネートしています。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。

フランドルの四季暦』マリ・ゲヴェルス/宮林寛訳

素晴らしきソリボ』パトリック・シャモワゾー/関口涼子訳

キャロル』パトリシア・ハイスミス/柿沼瑛子訳、河出文庫


その他のノミネート作は以下の通りです。

『ムシェ 小さな英雄の物語』キルメン・ウリベ/金子奈美訳、白水社

『動きの悪魔』ステファン・グラビンスキ/芝田文乃訳、国書刊行会

『春草』裘山山(チウ・シャンシャン)/監修于暁飛、徳田好美・隅田和行訳、日本僑報社

『クリスマス・キャロル』チャールズ・ディケンズ/井原慶一郎訳、春風社

『夢へ翔けて』ミケーラ・デプリンス/田中奈津子訳、ポプラ社

『パールストリートのクレイジー女たち』トレヴェニアン/江國香織訳、ホーム社

『エンジェルメイカー』ニック・ハーカウェイ/黒原敏行訳、早川書房

『出身国』ドミトリイ・バーキン/秋草俊一郎訳、群像社

『智異山』李炳注(イ・ビョンジュ)/松田暢裕訳、東方出版

『25年目の「ただいま」』サルー・ブライアリー/舩山むつみ訳、静山社

『歩道橋の魔術師』呉明益(ウー・ミンエー)/天野健太郎訳、白水社

『教皇ヒュアキントス』ヴァーノン・リー/中野善夫訳、国書刊行会

『紙の動物園』ケン・リュウ/古沢嘉通訳、早川書房

全世界で1000万部以上売れているベストセラー『薔薇の名前』を著したイタリアの知の巨人ウンベルト・エーコが2月19日死去。遺された最後の傑作『ヌメロ・ゼロ』、今秋刊行予定!


『ヌメロ・ゼロ』は、2015年5月にイタリアで刊行されて以来、すぐさま25万部突破、世界74カ国で翻訳が開始されました。
ミラノの新聞社を舞台に、大きな事件でも人がいかに忘れやすいか、人の記憶がいかにあやふやか、そこを狙う情報操作がいかに容易かを描き、情報社会にどっぷりと漬かる我々の思考の危うさに警鐘を鳴らす、まさにいま、読んでほしい小説です。

【内容】
ある新聞のパイロット版を手がけるという名目のもと、「握りつぶされた真実を告発する新聞の創刊」を目指す編集部。しかしその新聞発行の裏には、出資者の利益を考慮した歪んだジャーナリズムの恐ろしい陰謀が隠されていた──

【書評より】
*エーコはアイロニーをこめて情報のメカニズムを描く。その裏にあるのは、私たちがいかに無関心になれるかへの警告である。(ラ・スタンパ)
*『ヌメロ・ゼロ』は読者に対してエーコが企てた陰謀である。その目的は読者に、誤った情報や悪しき報道から身を守ることができるように、より多くの分析手段を与えることだ。読者はエーコに感謝すべきである。(Il Sole 24 Ore)
*ミステリー色の濃い小説の形をとりながら、エーコはこのように言っている──ある種のメディアが語ることはすべて、別の真実を隠しうる。「新聞はニュースを広めるためではなく、隠すためにあるのだ」とは登場人物の一人の言葉だ。(Web Magazine)

ウンベルト・エーコ(Umberto Eco)
1932年イタリア生まれ。2016年2月19日死去。80年発表の『薔薇の名前』でストレーガ賞、およびメディシス賞受賞。作家、評論家、哲学者、記号論学者として知られる。主著書に『記号論』『フーコーの振り子』『バウドリーノ』『プラハの墓地』他。
【書籍情報】 
書名:ヌメロ・ゼロ
著者:ウンベルト・エーコ
訳者:中山エツコ
発売日:2016年9月
体裁:46判・224頁
本体価格:予価2000円(税別)
ISBN :978-4-309-20703-2

羽田圭介さんの『隠し事』(河出文庫)サイン本を作成しました。
下記の店舗に送付済みです。

※お店によってサイン本が店頭にでるタイミングや在庫は異なります。
またすでに売切れている場合がございますので、その際はご了承ください。

紀伊國屋書店 札幌本店
紀伊國屋書店 新宿南店
三省堂書店 神保町本店
ジュンク堂書店 池袋本店
パルコブックセンター 吉祥寺店
ブックファースト渋谷文化村通り店
ブックファースト 新宿店
文教堂書店 赤坂店
丸善 日本橋店
丸善 丸の内本店
八重洲ブックセンター 本店
紀伊國屋書店 横浜店
三省堂書店 そごう千葉店
リブロ エキュート大宮店
マルサン書店 仲見世店
三省堂書店 名古屋高島屋店
星野書店 近鉄パッセ店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
紀伊國屋書店 グランフロント大阪店
ジュンク堂書店 三宮店
紀伊國屋書店 広島店
丸善 博多店
ジュンク堂書店 福岡店

1月の新刊電子書籍

河出書房新社では、1月に下記作品を新刊電子書籍として配信開始いたしました。
各電子書籍ストアにてお買い求めください。

村田沙耶香『消滅世界』

田中康夫『H』

田中康夫『サースティ』

木皿泉『昨夜のカレー、明日のパン』

森達也/藤井誠二『死刑のある国ニッポン』

パトリシア・ハイスミス 柿沼瑛子訳『キャロル』


(以下iBooksのみ)

遠藤周作 『明日という日があるじゃないか』

吉見俊哉 『都市のドラマトゥルギー』

鈴木伸子 『鉄道沿線をゆく 大人の東京散歩』

相川司 『大坂の陣』

松原惇子 『年収200万円のハッピー生活術』

吉田秀和 『マーラー』

近藤富枝 『紫式部の恋』

高橋千劔破 『花鳥風月の日本史』

大澤真幸 『文明の内なる衝突』

姜尚中/中島岳志 『日本』

管啓次郎 『コロンブスの犬』

吉田秀和 『フルトヴェングラー』

吉見俊哉 『「声」の資本主義』

大森望 『新編 SF翻訳講座』

西研 『哲学の練習問題』

いとうせいこう/奥泉光/渡部直己 『小説の聖典』

加藤千恵 『あかねさす――新古今恋物語』

江村洋 『カール五世』

戸矢学 『ツクヨミ 秘された神』

ハッピー 『福島第一原発収束作業日記』

小林カツ代 『おなかがすく話』

金澤正剛 『中世音楽の精神史』

武政三男 『スパイスの科学』

鈴木伸子 『地下鉄で「昭和」の街をゆく 大人の東京散歩』

山村竜也 『真田幸村』

アルチュール・ランボー 鈴木創士[訳] 『ランボー全詩集』

チェーホフ 浦雅春[訳] 『馬のような名字 チェーホフ傑作選』

ヴァルター・ベンヤミン 山口裕之[編訳] 『ベンヤミン・アンソロジー』

ディケンズ 佐々木徹[訳] 『大いなる遺産 上』

ディケンズ 佐々木徹[訳] 『大いなる遺産 下』

デフォー 武田将明[訳] 『ロビンソン・クルーソー』

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