シリーズ: 
  1. 文藝

雑誌

ブンゲイニセンジュウロクシュンキゴウ

文藝 2016年春季号

雑誌 A5 ● 516ページ
発売日:2016.01.07

定価1,430円(本体1,300円)

×品切・重版未定

  • 【小説】藤沢周、いとうせいこう、李龍徳、白岩玄ほか【論考】佐々木中【連載】磯崎憲一郎、恩田陸、高橋源一郎、田口ランディ、保坂和志、古川日出男、町田康、宮内勝典、横尾忠則ほか。

  • 【長篇一挙掲載】
    藤沢周「武蔵無常」(240枚)
    勝って、いかになる。殺して、いかになる……それでも武蔵は巌流島へ渡る。迷いと悔いに揺らぐ殺人剣の神髄を描き、鬼気迫る傑作!

    【創作】
    いとうせいこう「どんぶらこ」(120枚)
    なぜ自分だけがこんな目に? 介護せざるを得なくなった息子/娘の揺れる日常に、沈んだ不安が今日も漂流する――

    白岩玄「ヒーロー!」(190枚)
    学校の平和を守るため、ヒーローバカの男子とひねくれ文化系女子が立ち上がる!? 正義とは何かを問う、痛快学園小説

    【文藝賞受賞第一作】
    李龍徳「報われない人間は永遠に報われない」(190枚)
    いま、世界で一番無残な愛が生まれる――『死にたくなったら電話して』で衝撃デビューを飾った著者による飛躍作!

    【論考】
    佐々木中「戦争と一人の作家――坂口安吾論」
    私たちは果たして、「坂口安吾」の何を知っていたのだろうか?――俊傑・佐々木中が安吾の本質を抉る、衝撃論考!

    【新連載「夢も見ずに眠った。」】
    絲山秋子「晴れの国」[連作第1回]
    高之と沙和子、土地の〈時間〉に触れる旅が、始まる――絲山秋子が旅する夫婦を描く新連載!

    【連作「ねこのおうち」完結】
    柳美里「ゲンゴロウのおうち」

    【連載完結】
    田口ランディ「逆さに吊るされた男」第7回

    【創作】
    中原昌也「真弓 キミが見せてくれた夢」
    早助よう子「おおかみ」

    【エッセイ】
    植本一子「思い出せないことたち」
    飛幡祐規「『生』の側に立つ」
    神谷之康「シカ、シカ、シカ……」

    【講演録】
    ミハル・アイヴァス/阿部賢一=訳「空虚な中心が織りなす文学――プラハ的なるものとは何か?」

    【連載小説】
    古川日出男「掌篇シリーズ 糸糸(いといと) 糸とライオン/殺伐ちゃんが将来なりたいものは気象予言士/ロック・4マイナス0」
    松田青子「掌篇シリーズ 4 ハワイ/英作文問題1/英作文問題2/この国で一番清らかな女」
    山内マリコ「短篇シリーズ 選んだ孤独はよい孤独 ぼくは仕事ができない」
    恩田陸「灰の劇場」第9回
    町田康「ギケイキ」第12回
    宮内勝典「永遠の道は曲りくねる」第5回

    【特別企画『新カラマーゾフの兄弟』の秘密】
    [論考]白井聡「『新カラマーゾフの兄弟』に寄せて」
    [ロングインタビュー]亀山郁夫

    【連載】
    横尾忠則×保坂和志×磯﨑憲一郎「アトリエ会議」2015年11月20日
    高橋源一郎「一億三千万人のための『論語』教室」第5回
    今日マチ子「ぱらいそさがし」第5回

    【書評】
    綿矢りさ『ウォーク・イン・クローゼット』 江南亜美子
    村田沙耶香『消滅世界』 小島慶子
    金子薫『鳥打ちも夜更けには』 円城塔
    川上未映子『あこがれ』 信田さよ子
    斎藤美奈子『ニッポン沈没』 武田砂鉄
    絲山秋子『小松とうさちゃん』 内山節
    島田雅彦『虚人の星』倉本さおり
    エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学』『インディオの気まぐれな魂』/ダヴィッド・ラプシャード『ドゥルーズ 常軌を逸脱する運動』 村澤真保呂
    長嶋有『愛のようだ』 暁方ミセイ
    岸本佐知子=編訳『コドモノセカイ』 津村記久子

    第53回文藝賞応募規定

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