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単行本

ミンナノシニカタ

みんなの死にかた

青木 由美子

単行本 46変形 ● 256ページ
ISBN:978-4-309-02192-8 ● Cコード:0095
発売日:2013.06.25

定価1,540円(本体1,400円)

×品切・重版未定

  • 孤独死、おだやかな死、大往生。著名人の死にかたを紹介し、いかに死を迎えるか、心の準備をするために役立つ一冊。選択肢が多い今こそ「自分らしく」死ぬことを考えるための最上の教科書!

  • 第一章 しずかな死~簡単そうでむずかしい死にかた~

    最良の日常こそ、最良の死にじたく――野上弥生子と高峰秀子
    ●「あたりまえ」の渇望――毎日が特別な日であった???高峰秀子
    ●「一家の主婦」のプライベート――野上弥生子
    ●友だちはいらない、「自分の時間」が大切
    ●それぞれの死にじたく
    ●信じられるのは自分だけ
    ●高峰秀子の「選択家族」
    ●老後も死も日常の一部

    しずかに立ち去った七人の死にかた
    ●「待っている人」がいれば怖くない――沢村貞子
    ●境い目のない死にかた――赤塚不二夫
    ●『サザエさん』というファンタジー――長谷川町子
    ●「寅さん」の着ぐるみの中――渥美清
    ●「終わりの美学」と死にじたく――森瑶子
    ●死はさしたる事柄に非ず――中野孝次
    ●忌野清志郎


    第2章 早回しの死~どのように「死に至る病い」と闘うか~

    闘病という「早回しの死」
    ●昭和天皇――「告知せずの昭和」が終わるとき
    ●美空ひばり――死んでもスターはやめられない
    ●石原裕次郎――告知から守られたタフガイ
    ●手塚治虫――「限りある命」の使いかた
    ●――松田優作言葉ではない告知
    ●真実は薮の中――吉行淳之介

    「大公開時代」の幕開け
    ●生還を信じた闘いかた――逸見政孝
    ●死ぬまで演じた「はまり役」――勝新太郎
    ●イリュージョンが終わるとき――立川談志

    自分らしく死ぬということ
    ●「私の流儀」をつらぬく死にかた――吉村昭
    ●生きることのグラデーション――中島梓
    ●「シェア」時代の死にかた情報――金子哲雄


    第3章 ひとりで逝く死~孤独死は本当にかなしいものか~

    家族暮らしに向かない人――荷風と茉莉の死にかた
    ●暮らしに向かない男の「夢の女」
    ●暮らしに向かない「夢の中に住む女」
    ●老いと「自分らしさ」の擦り合わせはできるのか?
    ●死にかたを巡る親子関係
    ●孤独死とは「場所とタイミング」
    ●葬式は誰のためにあるのか

    「家のなか」でひとりで死ぬこと
    ●美しい人に似合う死にかた――大原麗子
    ●介護という死にかたレッスン――山口美江
    ●失われた「本音」を探して――飯島愛
    ●テレビに呑まれたドンキホーテ――山城新伍
    ●普通に死ぬ「孤独死」――古山高麗雄

    家の外でひとりで死ぬこと
    ●「そういうもの」と無縁の死にかた――ナンシー関
    ●「昭和ヒトケタの長女」の短編――向田邦子
    ●「僕が知らない僕」の死にかた――尾崎豊
    ●横山やすし???


    第4章 おだやかな死~大往生とはどんなものか~

    目的なき大往生――中島らもと内田百閒
    ●トンマとシャンパンの間にあるもの
    ●エンターテイメントの半生――中島らも
    ●借金と幻想と――百閒
    ●死ぬというのは「あくび」と「無」

    おだやかな大往生をとげた人びと
    ●生きたままの死にかた――宇野千代
    ●リビングで大往生――大滝秀治
    ●短すぎた九六年――白川 静
    ●生きている限り生き抜きたい――新藤兼人

著者

青木 由美子 (アオキ ユミコ)

編集者、ライター。出版社勤務時代には、ミリオンセラーや数々の話題作を手掛けた。

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