神よ、なぜ私は皇帝になれないのか——。
フランツ・ヨーゼフの弟として生まれ、栄誉を望み続けた男の、
野望と挫折と悲劇の運命。

河出文庫 き8-1

コウテイジュウサツ

皇帝銃殺

ハプスブルクの悲劇 メキシコ皇帝マクシミリアン一世伝

菊池 良生

河出文庫 文庫 ● 376ページ
ISBN:978-4-309-41272-6 ● Cコード:0123
発売日:2014.01.08

定価1,210円(本体1,100円)

×品切・重版未定

  • ハプスブルク帝国の次男として生まれたマクシミリアンは、皇帝として君臨する兄に野心を燻らせる。その焔は自らの運命をも狂わせていく。ハプスブルクの悲劇をスリリングに描いた傑作評伝。

著者

菊池 良生 (キクチ ヨシオ)

1948年生まれ。明治大学名誉教授。専攻はオーストリア文学・文化史。著書に『神聖ローマ帝国』『戦うハプスブルク家』『検閲帝国ハプスブルク』『ドイツ三〇〇諸侯』など多数。

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