日本サンカ文学史を紡ぐ、さまざまな〈山窩〉の実像。
日本文学の「外部」としてのサンカ小説傑作選。

河出文庫 お2-7

サンカノタミヲオッテ

サンカの民を追って

山窩小説傑作選

岡本 綺堂 他著

河出文庫 文庫 ● 248ページ
ISBN:978-4-309-41356-3 ● Cコード:0139
発売日:2015.03.06

定価924円(本体840円)

×品切

  • 近代日本文学がテーマとした幻の漂泊民サンカをテーマとする小説のアンソロジー。田山花袋「帰国」、小栗風葉「世間師」、岡本綺堂「山の秘密」など珍しい珠玉の傑作十篇。

  • 田山花袋『帰国』
    堺 利彦『山窩の夢』
    小栗風葉『世間師』
    岡本綺堂『山の秘密』
    国枝史郎『山窩の恋』
    中村吉蔵『無籍者』
    椋鳩十『盲目の春』
    葉山嘉樹『凡父子』
    井伏鱒二『九月十四日記 山窩の思い出』
    細島喜美『野性の女』

    解説 国民国家の裏の真実 今井照容

著者

岡本 綺堂 (オカモト キドウ)

本名敬二。1872年、旧御家人を父として東京に生まれる。東京日日新聞に入社。記者の傍ら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番町皿屋敷』等の名作を発表。捕物帳の嚆矢〈半七捕物帳〉で人気を博した。1939年死去。

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