河出書房新社
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日本文学
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 全30巻
古事記
池澤 夏樹 訳
日本最古の文学作品を作家・池澤夏樹が新訳。原文の力のある文体を生かしたストレートで斬新な訳が特徴。読みやすさを追求し、工夫を凝らした組みと詳細な脚注を付け、画期的な池澤古事記の誕生!
定価2,200円(本体2,000円)
○在庫あり
中上健次
中上 健次 著
母をモデルにした長編「鳳仙花」、『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」他短編、故郷・紀州のルポ作品等を収録。欲望と悲しみ・憤りを辺境の地・熊野を舞台に描いた中上健次の小宇宙。
定価3,080円(本体2,800円)
樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外
川上 未映子 訳 夏目 漱石/森 鴎外 著
時は明治、舞台は東京。思春期の少年少女の淡い想いが交錯するた一葉「たけくらべ」(新訳・川上未映子)、上京した青年の惑いを描いた漱石「三四郎」と鴎外「青年」。青春小説の傑作を集成。
定価3,190円(本体2,900円)
堀辰雄/福永武彦/中村真一郎
堀 辰雄/福永 武彦/中村 真一郎 著
西欧文学を学び、日本の古典に赴いた知の作家たち。豊かな言葉をもって、巧みな手法と仕掛けで物語を紡ぐ。堀辰雄「かげろうの日記」、福永武彦「深淵」、中村真一郎「雲のゆき来」他。
歴史・地理・民俗
南方熊楠/柳田國男/折口信夫/宮本常一
南方 熊楠/柳田 国男/折口 信夫/宮本 常一 著
熊楠「神社合祀に関する意見」、柳田「海上の道」、折口「死者の書」、宮本「生活の記録」など、卓越した知性と想像力で日本像を再構築した巨人たちの文業から、傑作29篇を精選収録。
吉田健一
吉田 健一 著
本を読む喜びを様々な視点から綴った「文学の楽しみ」、ヨーロッパは18世紀に完成し、19世紀に再生したとする「ヨオロッパの世紀末」の他、「酒宴」「母について」など19篇を収録。
定価3,410円(本体3,100円)
大江健三郎
大江 健三郎 著
子どもの死に見舞われながら人生の事業に乗り出す女性を描く「人生の親戚」、汚染された地球が舞台の近未来SF「治療塔」。初期傑作短編「鳥」等とエッセイを収録し、作家の全体像を提示。
口訳万葉集/百人一首/新々百人一首
折口 信夫 著 小池 昌代 訳 丸谷 才一 著
小池昌代の訳詩と鑑賞で和歌の世界へと誘う新訳「百人一首」を中心に、折口信夫の個性が光る「口訳万葉集」と丸谷才一の豊かな和歌の解釈を楽しむ「新々百人一首」をそれぞれ厳選し収録。
定価2,860円(本体2,600円)
日野啓三/開高健
日野 啓三/開高 健 著
ヴェトナム戦争を起点に、世界の「向う側」と人間の「闇」を探った二人の作家。日野「向う側」や「Living Zero」からの抄録、開高「輝ける闇」など多面的な作品群を収録。
日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集
福永 武彦/町田 康/伊藤 比呂美 訳
人間のユーモアと機知とエロスに満ちた野蛮な魅力そのものが生き生きと語られる、「瘤取り爺」の原話等古来よりの説話100余篇を収録。「日本霊異記」「宇治拾遺物語」「発心集」は新訳で。
×品切
石牟礼道子
石牟礼 道子 著
『苦海浄土』で知られる、戦後日本文学における最重要作家。ふるさと水俣で過ごした幼少時の甘い記憶が豊かに綴られる。「椿の海の記」他、エッセイ「タデ子の記」、詩などを収録。
好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美
島田 雅彦/円城 塔/いとう せいこう/島本 理生 訳
江戸、そして大坂――百花繚乱に咲き誇った、17世紀から19世紀の江戸期の文学。井原西鶴・上田秋成・山東京伝・為永春水の、粋で美しく鮮やかな四作をすべて全訳・新訳で収録。
定価3,300円(本体3,000円)
竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記
森見 登美彦/川上 弘美/中島 京子/堀江 敏幸/江國 香織 訳
絢爛豪華に花開いた平安王朝の珠玉の名作を、人気作家による新訳・全訳で収録。最古の物語「竹取物語」から、一人の女性の成長日記「更級日記」まで。千年の時をへて蘇る、恋と冒険と人生。
谷崎潤一郎
谷崎 潤一郎 著
遊女に幻術使い、海賊らが織りなす伝奇時代小説「乱菊物語」、浄瑠璃や和歌と母恋いに彩られる「吉野葛」、女性への思慕を夢幻能の構図で描く「蘆刈」他。巨人が紡いだ豊饒幻妖な物語たち。
石川淳/辻邦生/丸谷才一
石川 淳/辻 邦生/丸谷 才一 著
歌と弓、魔と仏……めくるめく伝奇小説「紫苑物語」(石川)、信長の虚実を鮮やかに交錯させた「安土往還記」(辻)、山頭火を巡るミステリ「横しぐれ」(丸谷)等。モダニストたちの傑作群。
宮沢賢治/中島敦
宮沢 賢治/中島 敦 著
病床で綴られた連作詩「疾中」や「ポラーノの広場」「ひかりの素足」など宮沢の18篇と、「環礁」「李陵・司馬遷」など中島の7篇を収録。周縁から文学の核心に迫った二人の世界。
須賀敦子
須賀 敦子 著
イタリアでの記憶を円熟させ、深い眼差しでエッセーを遺した須賀敦子。60年代、ミラノの理想の共同体に集う人々を描く『コルシア書店の仲間たち』他、さまざまな作品集から厳選、収録。
松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙
松浦 寿輝 選・訳 辻原 登/長谷川 櫂 選 丸谷 才一/大岡 信/高橋 治 著
芭蕉、蕪村、一茶の名句を、それぞれ松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂が精選し評釈を付す。ほかに、「おくのほそ道」(新訳)、「とくとく歌仙」(丸谷才一他)など。俳諧入門に最適の一冊。
大岡昇平
大岡 昇平 著
二組の夫婦と復員兵の恋愛をめぐる心理小説『武蔵野夫人』、戦争体験をもとにした思索的小説『俘虜記』から3篇、花柳小説「黒髪」、評論「母と妹と犯し」他、戦後文学最高峰の傑作を集成。
日本語のために
池澤 夏樹 編
祝詞からアイヌ語、琉歌、日本国憲法など、時代を超えて日本語そのもののサンプルを集めたアンソロジー。高橋源一郎「終戦の詔」及び、岡田利規「ハムレット」の第三幕第一場を新訳で収録。