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アンジェラ・カーター (カーター,A)

1940年英国南部サセックス州生まれ。現実と非現実、日常と夢が交叉する世界を、華麗な文体で構成していくその作風は、イギリス幻想文学の豊かな土壌を受け継ぎながら、ラディカルにその枠組みを超えていく。1966年に第一作の『シャドウ・ダンス』を発表、翌年、第二作『魔法の玩具店』でジョン・ルーウェリン・リース賞受賞、カーター自身の脚本により映画化された。1968年、第三作の『感じたこと』でサマセット・モーム賞受賞、その賞金で二年間日本に滞在する。銀座のバーに勤めるなどその折のユニークな体験はエッセイ集にまとめられた。その他カーターの創作活動は、民話や伝説の書き換え、劇や映画、ラジオ、テレビの脚本、創作オペラなど、多種多様なジャンルに及んでいる。1984年『夜ごとのサーカス』、そして1991年『ワイズ・チルドレン』を発表後、健康を害し、翌年1992年に死去した。

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ブラック・ヴィーナス

外国文学

Modern&Classic

ブラック・ヴィーナス

アンジェラ・カーター 著 植松 みどり

マジック・リアリズムの旗手の自選作品集。ボードレールの愛人、狼少女、手斧殺人のリジー・ボーデンなど実話をもとに、文明や社会の禁忌を超えて自由に生きる女性たちの姿を描く。

  • 単行本 / 200頁
  • 2004.12.21発売
  • ISBN 978-4-309-20405-5

定価1,760円(本体1,600円)

×品切・重版未定

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