河出書房新社
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2017.08.03更新
8月8日発売です。 ※地域により発売日に差が生じることがあります。
文庫・新書
93番目のキミ
山田 悠介 著
心を持つ成長型ロボット「シロ」を購入した也太は、事件に巻き込まれて絶望する姉弟を救えるのか? シロの健気な気持ちはやがて也太やみんなの心を変えていくのだが……ホラーの鬼才がおくる感動の物語。
定価660円(本体600円)
○在庫あり
この世のメドレー
町田 康 著
絶海の孤島で死すら乗りこえ超然の高みに達したはずの「余」を、ひとりの小癪な若者が破滅の旅へと誘う。神の意志か、悪魔の意志か。人間存在そのものと世界の深淵に迫る、『どつぼ超然』に続く傑作長篇。
定価836円(本体760円)
美しの神の伝え 萩尾望都 小説集
萩尾 望都 著
萩尾望都の圧倒的幻想世界。一九七七~八〇年「奇想天外」に発表したSF小説十一編に加え、単行本未収録の二作「クリシュナの季節」&マンガ「いたずららくがき」も特別収録。異世界へ導かれる全十六編。
定価990円(本体900円)
妖櫻記 上
皆川 博子 著
時は室町。嘉吉の乱を発端に、南朝の血を引く少年・阿麻丸、赤松家の姫・桜姫、活傀儡・五琴に異形ら、死者生者が入り乱れ運命が動きだす。著者畢生の傑作長篇伝奇小説、復活!
定価1,320円(本体1,200円)
妖櫻記 下
阿麻丸と桜姫は京に近江に流転し、玉琴の遺児清玄は桜姫の髑髏を求める中、後南朝の二人の宮と神器をめぐって吉野に火の手が上がる……! 応仁の乱前夜を舞台に絢爛に繰り広げられる一大伝奇、完結篇。
定価1,430円(本体1,300円)
我が心は石にあらず
高橋 和巳 著
会社のエリートで組合のリーダーだが、一方で妻子ある身で不毛な愛を続ける信藤。運動が緊迫するなか、女が妊娠し……高度経済成長と政治の時代のなか、志の可能性を問う高橋文学の金字塔!
バビロンの架空園
澁澤 龍彦 著
著者のすべてのエッセイから「植物」をテーマに、最も面白い作品を集めた究極の「奇妙な植物たちの物語集」。植物界の没落貴族であるシダ類、空飛ぶ種子、薬草、毒草、琥珀、「フローラ逍遥」など収録。
定価968円(本体880円)
こころとお話のゆくえ
河合 隼雄 著
科学技術万能の時代に、お話の効用を。悠長で役に立ちそうもないものこそ、深い意味をもつ。深呼吸しないと見落としてしまうような真実に気づかされる五十三のエッセイ。
定価704円(本体640円)
いきどまり鉄道の旅
北尾 トロ 著
延々と続いて来たレールの最終地点“いきどまり”には何がある? 水郡線、真岡鐵道、鶴見線、大井川鐵道……粒選りの「いきどまり駅」を巡る鉄道“奇行”エッセイ! 小坂俊史氏の解説マンガ付。
定価858円(本体780円)
×品切・重版未定