河出書房新社
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2017.06.01更新
6月6日発売です。 ※地域により発売日に差が生じることがあります。
文庫・新書
どつぼ超然
町田 康 著
「余」という一人称には、すべてを乗りこえて問題にしない感じがある。これでいこう――爆発する自意識。海辺の温泉町を舞台に、人間として、超然者として「成長してゆく」余の姿を活写した傑作長編。
定価869円(本体790円)
○在庫あり
ぼくの宝物絵本
穂村 弘 著
忘れていた懐かしい絵本や未知の輝きをもった絵本に出会い、買って買って買いまくるのは夢のように楽しい……戦前のレトロな絵本から最新絵本まで、名作絵本の魅力を紹介。オールカラー。
定価814円(本体740円)
小川洋子の陶酔短篇箱
小川 洋子 編著
河童、猫、牧神、鮫……そして人間たち。彼らの気配が新たな声となって響く。川上弘美「河童玉」、泉鏡花「外科室」など魅惑の短篇小説十六篇と小川洋子のエッセイが奏でる極上のアンソロジー。
定価1,034円(本体940円)
とむらい師たち 野坂昭如ベスト・コレクション
野坂 昭如 著
死者の顔が持つ迫力に魅了された男・ガンめん。葬儀の産業化に狂奔する男・ジャッカン。大阪を舞台に、とむらい師たちの愚行と奮闘を通じ「生」の根源を描く表題作のほか、初期代表作を収録。
定価990円(本体900円)
×品切・重版未定
日本の悪霊
高橋 和巳 著
特攻隊の生き残りの刑事・落合は、強盗容疑者・村瀬を調べ始める。八年前の火炎瓶闘争にもかかわった村瀬の過去を探る刑事の胸に、いつしか奇妙な共感が……〝罪と罰〟の根源を問う、代表長篇!
定価1,540円(本体1,400円)
家光は、なぜ「鎖国」をしたのか
山本 博文 著
東アジア情勢、貿易摩擦、宗教問題、特異な為政者──徳川家光政権時に「鎖国」に至った道筋は、現在の状況によく似ている。世界的にも「内向き」傾向の今、その歴史の流れをつかむ。
定価924円(本体840円)
ザーッと降って、からりと晴れて
秦 建日子 著
「人生は、間違えられるからこそ、素晴らしい」リストラ間近の中年男、駆け出し脚本家、離婚目前の主婦、本命になれないOL――不器用な人たちが起こす小さな奇跡が連鎖する、感動の連作小説。
定価704円(本体640円)
タラウマラ
アントナン・アルトー 著 宇野 邦一 訳
メキシコのタラウマラ族と出会いペヨトルの儀式に参加したアルトーがその衝撃を刻印したテクスト群を集成、苛烈な実験により「器官なき身体」への覚醒をよびさまし世界への新たな闘いを告げる奇跡的名著。
定価880円(本体800円)
ハイファに戻って/太陽の男たち
ガッサーン・カナファーニー 著 黒田 寿郎/奴田原 睦明 訳
二十年ぶりに再会した息子は別の家族に育てられていた――時代の苦悩を凝縮させた「ハイファに戻って」、密入国を試みる難民たちのおそるべき末路を描いた「太陽の男たち」など、不滅の光を放つ名作群。
定価968円(本体880円)
△重版中