河出書房新社 採用情報

職場紹介[営業部]

採用情報ホーム » 職場紹介 » 座談会/営業部

みなさんの仕事内容について教えてください。

座談会の様子[1]

竹花
 営業第一部第二課という書店への販売促進を担当する部署に所属しています。新刊情報をご案内し、書店店頭でどういう風に展開したいかを提案したり、売れ行きの良い既刊商品をご案内して注文を頂いたりします。他に、フェアやイベントを書店さんと一緒に企画するという事もあります。担当書店には毎日のように通い、月にだいたい30〜40軒の書店を訪問します。
村田
 営業第一部第一課で販売会社への営業活動を担当しています。「販売会社」というのは書籍専門の問屋で、書籍のほとんどは販売会社を介して書店へ流通します。販売会社へ本の内容をプレゼンテーションし、1点1点の本をそれぞれ何冊仕入れていただくかという交渉をします。
鎌塚
 営業第二部第一課で直販の担当をしています。直販というのは、書店以外のお客様との取引のことで、たとえば美術館、図書館、映画館、企業、雑貨店など、書店ではないが本を販売したいというお客様と取引をしています。仕事内容については、販売促進から契約、企画、受注・納品、請求・入金まで、全てを行います。ときには著者の講演会やイベント会場へ販売に行くこともあります。
大沢
 営業第二部第二課の仕事内容は企画広報です。分かりやすく言うと、宣伝と広報ということになると思います。新聞広告やネットでのプロモーションなど、読者に対してどう宣伝すれば本の魅力が伝わるかプランニングします。
他には、書店で展開する際のPOPや看板、ポスターやパンフレットの企画制作、公式HPの運営も行っています。また、販売会社や書店等に新刊情報やその他のPR素材を提供し、業界内、ひいては読者に情報が行き渡るように努めています。
 営業部では各部署それぞれ4〜5人のチームで働いています。書店担当の営業第一部第二課だけ他部署より少し多く、現在6名です。

竹花さんは実際に手がけた印象的なフェアなどはありますか。

営業部 竹花

竹花
 2010年春頃「河出文庫創刊30周年フェア」を紀伊國屋書店新宿本店様で展開していただきました。河出文庫は全部で700点以上あるのですが、その中から370点ほどを選び、1点1点に対して小さなPOPを作って、おすすめコメントをつけました。社内は他部署の方々から部長まで、さらに書店員さんにもご協力していただいて、かなりの数のPOPを集めることができ、店頭で本と一緒に並べさせていただいたときは壮観でした。
村田
 竹花さんにお願いされてみんな必死で書いた思い出があります。(笑) そのPOPを、毎年7月に東京ビッグサイトで開催される「東京国際ブックフェア」でも使用しましたが、それを見て書店の方が「うちでもやりたい!」と言ってくださって、新たなフェアにも繋がりました。
竹花
 ビジネス書の企画では、『ひと晩5冊の速読術』という本を三省堂書店神保町本店様で大きくご展開いただいたところ売上が飛躍的に伸び、その実績をふまえて全国の書店さんに積極的な展開をお願いし、ご協力いただいた結果、売上8万部を突破させることができました。
 また、フェアによっては拡材やフリーペーパーを作成することもあります。『千のプラトー』の文庫化を記念に「ドゥルーズ・ガタリ」フェアを企画したときは、大きなパネルを手作りしました。(写真参照)書店さんの反響はとても良くて、「すごい! こんなの作ったんですね!」と驚かれました。

「ドゥルーズ・ガタリ」フェア

大沢
 いろいろと準備がたいへんだけど、うまくいってヒットしたときはすごく嬉しいですよね。
竹花
 はい。他に書店営業で面白いのは、個性的な書店員さんと一緒に仕事ができるということです。また、書店員さんの個性が表れた店頭の棚作りも面白い。書店の棚はお店ごとに違うんです。その棚を作った方がどんなことを考えて本を並べたのか、少し考えてみるだけでも俄然書店さんへ伺う楽しみが増します。

村田さんは販売会社との取引を担当されているということですが、面白い点や、苦労される点は何でしょうか?

営業部 村田

村田
 出版業界の流通の特徴は、本の問屋である販売会社の個性がはっきりしていて、なおかつその数が限られていることです。各販売会社の特性とその販売会社が受け持つ書店の特性に応じて、1点1点の商品をご案内していくというのが大変ですね。何しろ刊行点数が多く、本のジャンルも多岐に渡るので、営業担当者が1点1点の本を全国全ての書店にご案内することはできません。販売会社は自社の受け持つ全国書店の情報に精通しているので、各社様に的確なご案内をすることが重要です。
大沢
 そこは書店担当課との連携も必要になってきますね。
村田
 面白いのは販売会社を介して他の出版社様との合同企画を発案できることです。最近では個々の出版社が自社の本だけでアプローチするのではなく、出版社数社で協力して、あるジャンルの棚を全国の書店に設置していただこう、という動きがでてきています。たとえば『14歳の世渡り術』(河出書房新社)、『よりみちパン!セ』(理論社)、『心のともだち』(PHP研究所)、『15歳の寺子屋』(講談社)の4社合同による「10代からはじめる新書フェア」は、ヤングアダルトというジャンルが日本ではなかなか定着しない状況の中、協力してこのジャンルを広げていきたいという考えのもと企画されたフェアでした。これは担当してくださった販売会社の方の「この本が好きだ!」という熱意とご理解がなくては実現できなかったことです。
大沢
 そうですね。異なる出版社の本をセットにして書店さんに送品するというのは、実はなかなか難しいことで、問屋である販売会社さんのご協力なくしてはできないことですね。

鎌塚さんにとって直販の仕事のやりがいとは何でしょうか。

営業部 鎌塚

鎌塚
 多様性のある市場で展開している直販は成長が著しく、躍動感溢れるビジネスであると言えます。新規の契約は多々あり、「河出書房新社」をご存じなかったお客様との取引も多く、大変刺激的な仕事です。本の企画段階からかかわる仕事も多く、直販の取引先様と一緒に本の企画を立ち上げ、作り上げた商品を仕入れていただくという事もあります。例えば、文具メーカーのサクラクレパス様とともに『大人の塗り絵』の商品を何点か出していますし、手芸用品などの専門店・ユザワヤ様には共同企画した手芸本をたくさん仕入れていただいています。
村田
 一般的には本は書店で売っているというイメージがありますが、意外にも様々なところで扱っているんですね。

大沢さんは営業第二部第二課の課長を務めながら、プライベートでは二人のお子さんを育てられています。女性の管理職が増えるなど、従業員の女性比率が伸びていますが、仕事と育児の両立は可能でしょうか。

営業部 大沢

大沢
 実際に2回出産休暇と育児休業をとりました。皆さんの協力のお陰でストレスなく休暇に入ることができ、すんなり復帰もできました。時間的な拘束が多くなるので、残業はなかなかできない、子どもが風邪を引くと休まざるをえない、という点では、どうしても周囲の人たちにご迷惑をお掛けしてしまいますが、一方で、効率的な時間の使い方が自然とできるようになったり、得たものも多く、現在の仕事に活かされていると思っています。
村田
 昔と比べると、より仕事と育児の両立がしやすい環境になったと思います。
大沢
 結婚・出産を機に辞めなければならないという職場はまだ多いかもしれません。その点に関して言えば、もちろん周りの人に協力していただかなければできないことですが、そういった協力を得ながら、楽しくやっていくことができる職場だと思います。

職場の雰囲気はどうでしょうか? 入社後にイメージは変わりましたか?

座談会の様子[2]

竹花
 本をめぐっていろいろな年齢層の方と仲良くなれる職場ですね。
村田
 確かに。堅苦しいところのない会社で、本をめぐっては先輩・後輩という垣根を越えて意見を戦わせることができます。遠慮なく率直なディスカッションができるし、そこからいいものが生まれていると思います。部署の壁をこえて、企画段階からかかわることもあります。本が好きなのが当たり前で、そこから派生するカルチャーに詳しい人がいる。仕事として大好きな本の話がたくさんできます。(笑)
竹花
 入社前は河出書房新社といえば文芸・人文というイメージがありましたが、思っていたより色んなジャンルの本があり、多彩な人がいます。サイン会やイベントなどを通じて、著者の方々と交流することもあります。あと、仕事故ということもありますが、これまでだったら読まないような本も読むようになり、例えば実用書を読んで工作にはまってしまったり(笑)。より一層本が好きになりました。
鎌塚
 編集、営業、文芸、美術書、実用書……河出書房新社に入って思ったことは、自分が考えていた以上に出版の世界が広いということです。アイデアを出せば部署を超えて自分に仕事を任せてくれることも多く、やりたいと思ったことに対して真摯に対応してくれます。

座談会の様子[3]

村田
 そうですね。やはり思想書や人文書、文芸書といった印象が強いかもしれませんが、実際には実用書を数多く出していたり、出していないジャンルがないくらい、本であれば何でもという懐の深い会社です。みんなと協力して様々なジャンルの本の企画・プロモーション・販売等に携わることができるということは、なかなか他の会社では経験できないことだと思います。
大沢
 出版社というと、たいてい編集の仕事のイメージが強く、出版社を志望される方には著名な作家とベストセラーを出したい、というモチベーションが第一にあるかもしれません。それも大きな魅力ですが、実際には1冊の本を作り上げる過程、さらに販売していく過程には、外からではわからない様々な魅力がありますので、是非この世界の広さを体験してほしいですね。

ページトップへ