
予期が「濃い」または「薄い」=項目1〜5の合計0点で薄い
予期が「多い」または「少ない」=項目6〜10の合計0点で少ない
想起が「正しい」または「誤り」=項目11〜15の合計0点で誤り
想起が「肯定的」または「否定的」=項目16〜20の合計0点で否定的
このタイプは、何をすべきかがいつもぼんやりし、長期プロジェクトにも意味を感じられません。そのせいで、無気力でどんなことにもモチベーションがわかない問題に悩みがちです。
時間の見積もりが苦手で、そのうえ過去の自分へのネガティブなイメージが強いため、気分の落ち込みやイライラに悩まされやすいタイプです。気分が沈みがちなので、作業へのモチベーションも低くなります。
本書では、「時間感覚タイプテスト」の結果に応じ、あなたの脳に刻まれた“時間感覚”を書きかえる画期的な時間術をご提案します。
▼ 他のタイプ ▼
Type A:容量超過つねに複数の作業に追われており、焦りや不安、圧倒される感覚に襲われやすいタイプです。そのため、決して時間の使い方が下手なわけではないものの、つねに自分の行動に不満を抱き続けます。
Type B:禁欲家自分が立てた計画のとおりにタスクをこなすのはうまいものの、ときに勤勉すぎて目の前の喜びに目が行かず、人生の喜びを感じられなくなってしまうことも多いタイプです。
Type C:無気力このタイプは、何をすべきかがいつもぼんやりし、長期プロジェクトにも意味を感じられません。そのせいで、無気力でどんなことにもモチベーションがわかない問題に悩みがちです。
Type D:浪費家重要なタスクとそれ以外のタスクを見分けるのが苦手で、とりあえず簡単な作業ばかりに手をつけてしまうタイプです。結果として、長期プロジェクトが停滞しがちな傾向があります。
Type E:自信家自己効力感が高いため、難しい作業にも臆せず取り組めるタイプです。ただし、自分の能力を信じすぎ、必要な助けやリソースを得られずに失敗することもあります。
Type F:怖がり自己効力感が低いため、プロジェクトの失敗や他人の批判などを恐れて、すぐ作業に取りかかるのが苦手なタイプです。一方で、いったん作業を始めれば、意外とうまく計画を進められる傾向があります。
Type G:悲観主義時間の見積もりが苦手で、そのうえ過去の自分へのネガティブなイメージが強いため、気分の落ち込みやイライラに悩まされやすいタイプです。気分が沈みがちなので、作業へのモチベーションも低くなります。
Type H:楽天家作業に必要な時間を短く見積もることが多く、自分の能力にも疑いを持たないせいで、最後はプロジェクトの期限を破りがちになってしまうタイプです。過去の失敗をうまく活かすのが苦手なタイプとも言えます。
これらの分類は、「予期」(ABCD)と「想起」(EFGH)の各タイプが組み合わさり、私たちの「時間の使い方」に、人それぞれの違いをもたらします。時間不足を根本的に解消するには、このような組み合わせの違いを考慮しつつ、固有の対策を考えていく必要があります。