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書籍情報一覧

2016年9月 29

キンゲンダイシイカ  近現代詩歌

  • 池澤 夏樹 選/穂村 弘 選/小澤 實 選
  • ISBN:978-4-309-72899-5
  • 発売日:2016.09.27
  • 定価2,808円(本体2,600円)
詩はいつでもどこでも文学の中心。詩や短歌や俳句はむずかしいという先入観を一掃するセレクションを実現しよう。(池澤夏樹)

新訳にあたって 池澤夏樹

時代は詩形を創造する。
明治以降、我々は和歌以来の韻律から離れて行分けの長い詩を書くようになった。その大量の遺産の中から、声に出して読めて、日々の生活を飾れるものを精選する。
池澤夏樹

新訳にあたって 穂村弘

近代以降の短歌は、それ以前の和歌とは違っている。滅びかけていた歌が甦ったとも云えるけど、同時に、滅茶苦茶なジャンルになったんじゃないか。その面白さを読者とともに味わいたい。
29穂村弘

新訳にあたって 小澤實

近代現代俳句の世界も多様性に富み、深い。いかにして五十名の俳人の作品で示すか。五十名は多いようで、きわめて少ない。悩みつつ楽しみ、楽しみつつ悩んでいる。
ozawa

2016年10月 10

ノウキョウゲンセッキョウブシソネザキシンジュウオンナコロシアブラノジゴクスガワラデンジュテナライカガミヨシツネセンボンザクラカナデホンチュウシングラ  能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

  • 岡田 利規 訳/伊藤 比呂美 訳/いとう せいこう 訳/桜庭 一樹 訳/三浦 しをん 訳/いしい しんじ 訳/松井 今朝子 訳
  • ISBN:978-4-309-72880-3
  • 発売日:2016.10.25
  • 定価3,780円(本体3,500円)
かつても今も、舞台からは人の声が響く。そこから演ずる者と見る者の交流が生じる。その喜びと興奮を現代の言葉で再現する。(池澤夏樹)

新訳にあたって 岡田利規

高密度に圧縮されてる能の言葉を現代ヴァージョンで解凍する、勢いとヴァイヴレーションで押し切る狂言の言葉の質を現代のそれに置換する。上演のためのテキストとして。
10岡田利規

新訳にあたって 伊藤比呂美

かるかや」は男中心の話で、女たちは影が薄い。ところがそれで終わらないのが説経節。友情出演的な空海の母親が、女たちに仇を取るように、強く生々しく大活躍して、男の情けなさを吹き飛ばす。

(photo: 吉原洋一)
ito

新訳にあたって いとうせいこう

近松の音楽性を今の言葉に映せたらとひたすら願っている。浄瑠璃節で語られ歌われるためにあった文の、近松的なフローと韻と変速リズムを。つまり、MC門左衛門の超テクを。
001

新訳にあたって 桜庭一樹

父王の死と母の再婚によって国を奪われし狂気の王子─河内屋与兵衛はシェイクスピア「ハムレット」を彷彿とさせる古典的ダークヒーローです。血と油にぬらぬら光るこの主人公の姿を、私はキレ良く現代に蘇らせたい。

写真提供 文藝春秋
20140708BN00324桜庭一樹

新訳にあたって 松井今朝子

一種のテロ事件を恋バナ中心に脚色したからこそ当時の民意に支持された大河ドラマ、それが元祖「忠臣蔵」だ。現代語訳をしてみたら、後世の誤解されたイメージとのギャップを改めて痛感することになった。
松井さん写真

新訳にあたって 三浦しをん

理不尽な運命に翻弄されながらも必死に生き、葛藤する人々の姿は、いま読んでも輝きを宿している。笑いあり、ミステリー風味あり、トンデモ展開ありの、この傑作悲劇を、ぜひご堪能いただきたい。

(photo: 松蔭浩之)
miura

新訳にあたって いしいしんじ

義経千本桜のことばをたどっていくのは、日付や時刻から解き放たれた、生の時間旅行に似ている。僕は時間をまたぎ、義経千本桜、初演の客席にすわって、たばこの匂い、汗、ざわめき、ほんとうの生と死を浴びている。
写真しんじ

2016年11月 7

マクラノソウシホウジョウキツレヅレグサ  枕草子/方丈記/徒然草

  • 酒井 順子 訳/高橋 源一郎 訳/内田 樹 訳
  • ISBN:978-4-309-72877-3
  • 発売日:2016.11.24
  • 定価3,024円(本体2,800円)
随筆とは筆に随うの意である。そこで筆がどれほど自在に遠くまで人を連れ出すことか。現代の日本人の感受性はこれらの随筆に由来すると言ってもいい。(池澤夏樹)

新訳にあたって 酒井順子

枕草子と向き合う時間は、親しい友と語り合うかのように流れてゆきました。千年前にも「気が合う人」はいるという喜びを、読者の皆様にお届けできればと思います。
_MG_2155

新訳にあたって 高橋源一郎

「方丈記」は、この国の歴史上、もっとも短くてなおかつ有名な散文だ。乱世と天変地異が続いた激動の時代に生きて、作者は極限まで「書かない」ことを選んだ。その謎に迫りたい。
高橋さん2

新訳にあたって 内田樹

「現代語への翻訳」というときの「現代語」とはどういう言葉を指すのか、考えるとよくわかりません。とりあえず、「自分がふだん使っている言葉」なら現代語だろうと思って訳しています。
uchidatatsuru

新訳にあたって 古川日出男

『平家』は一人の作者の手で書かれたのではない。一人の琵琶法師の声で語られたのではない。多数の多声。そんなポリフォニックな中世のメガノベルをいかに訳すか? さいわい僕は答えを持っている。さあ、現代の『平家』だ。
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2017年3月 26

キンゲンダイサッカシュウ01  近現代作家集 Ⅰ

  • 池澤 夏樹 編
  • ISBN:978-4-309-72896-4
  • 発売日:2017.03.14
  • 定価3,024円(本体2,800円)
この百年の間に書かれた傑作、今こそ読むに値する名作を、もっぱらモダニズムの尺
度から選んで供する。 ——池澤夏樹

明治以降の作家の名品を精選し、作品の時代背景順に収める『近現代作家集』。三巻
にわたってお届けする。

*収録作品

久生十蘭「無月物語」
神西清「雪の宿り」
芥川龍之介「お富の貞操」
泉鏡花「陽炎座」
永井荷風「松葉巴」
宮本百合子「風に乗って来るコロポックル」
金子光晴「どくろ杯(抄)」
佐藤春夫「女誡扇綺譚」
横光利一「機械」
村薫「晴子情歌(抄)」
堀田善衞「若き日の詩人たちの肖像(抄)」
岡本かの子「鮨」

解説=池澤夏樹
月報=荒川洋治・中島京子

帯装画=草間彌生

ぼくがこれを選んだ理由 池澤夏樹

明治期に必死で西洋の文学を学びながら、その一方で日本の古典にも多くを負って小説というものを作った作家たち。更にそれを継承して大正と昭和の文学の中核を成した十数名の作家の佳品を、久生十蘭から金子光晴や岡本かの子まで、編者のわがままなセレクションでお目にかける。

2017年5月 27

キンゲンダイサッカシュウ02  近現代作家集 Ⅱ

  • 池澤 夏樹 編
  • ISBN:978-4-309-72897-1
  • 発売日:2017.05.15
  • 定価3,024円(本体2,800円)
戦争、敗戦、占領。
混乱期の中で開花した新しい作家たちの才能。
社会と対峙する20篇。


戦地と銃後、敗戦後の混乱期を経て安定した時代が来るまで、描かれたさまざまな風俗。
(池澤夏樹)

戦中から戦後までの作品を、モダニズムの尺度から精選。

武田泰淳 汝の母を!
長谷川四郎 駐屯軍演芸大会
里見弴 いろおとこ
安岡章太郎 質屋の女房
色川武大 空襲のあと
坂口安吾 青鬼の褌を洗う女
結城昌治 終着駅(抄)
中野重治 五勺の酒
太宰治 ヴィヨンの妻
井上ひさし 父と暮せば
井伏鱒二 白毛
吉行淳之介 鳥獣虫魚
久保田万太郎 三の酉
安部公房 誘惑者
室生犀星 鮠の子
川端康成 片腕
三島由紀夫 孔雀
上野英信 地の底の笑い話(抄)
大庭みな子 青い狐

解説=池澤夏樹
月報=加藤典洋・斎藤美奈子

帯装画=シシヤマザキ

ぼくがこれを選んだ理由 池澤夏樹

これはもう現代に属する。終戦の年に生まれたぼくから一つだけ前の世代。戦後文学というものを構築した安岡章太郎、安部公房など二十数名の作家群。この人たちの書いたものを読んでぼくらは共感しまた反発しながら自分の時代の文学を作り上げた。懐かしいだけでなく、新たな驚きが多々ある。

2017年7月 28

キンゲンダイサッカシュウ03  近現代作家集 Ⅲ

  • 池澤 夏樹 編
  • ISBN:978-4-309-72898-8
  • 発売日:2017.07.12
  • 定価3,024円(本体2,800円)
昭和から平成、「3・11」、そして宇宙へ。
日本文学の未来を切り拓く名品18篇

編者が同時代人として発表ごとに読んできた作家と作品。日本の小説は大きく変わった。
(池澤夏樹)

内田百閒 日没閉門
野呂邦暢 鳥たちの河口
幸田文 「崩れ」(抄)
富岡多惠子 動物の葬禮
村上春樹 午後の最後の芝生
鶴見俊輔 イシが伝えてくれたこと
池澤夏樹 連夜
津島佑子 鳥の涙
筒井康隆 魚籃観音記
河野多惠子 半所有者
堀江敏幸 スタンス・ドット
向井豊昭 ゴドーを尋ねながら
金井美恵子 『月』について、
稲葉真弓 桟橋
多和田葉子 雪の練習生(抄)
川上弘美 神様/神様2011
川上未映子 三月の毛糸
円城塔 The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire

解説=池澤夏樹
月報=池澤春菜・山本貴光

帯装画=池田学

ぼくがこれを選んだ理由 池澤夏樹

そしていよいよたった今の時代、未来に繫がる時代になる。編者が同時代人として発表ごとに読んできた作家と作品。
筒井康隆、津島佑子、村上春樹など。作為なく選んでいったのに、気付いてみたら女性の作家がずいぶん多い。ぼくの好みという以上にそれが傾向として定着したということなのだろう。

2017年9月 4

ゲンジモノガタリ01  源氏物語 上

  • 角田 光代 訳
  • ISBN:978-4-309-72874-2
  • 発売日:2017.09.11
  • 定価3,780円(本体3,500円)
千年読み継がれる『源氏物語』が現代最高の訳で甦る。原文に忠実ながらも、読みやすく小説としての面白さが堪能できる角田訳。1帖「桐壺」から21帖「少女」まで、光源氏・恋の遍歴の巻。

解題=藤原克己(国文学 東京大学)
解説=池澤夏樹
月報=瀬戸内寂聴
   大和和紀
帯写真=荒木経惟

<出版社から>
【角田光代訳『源氏物語』は、何より読みやすさと、昔も今もつながる感情を重視!】
角田訳は、物語としての面白さが堪能できる『源氏物語』です。これまでの現代語訳で挫折した方も、この角田訳なら必ず最後までたどりつけることをお約束します。

【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】
●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文
●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい
●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文
●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入
●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介

平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、五十四帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。四百人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、千年読み継がれる傑作。上巻には一帖「桐壺」から二十一帖「少女」まで、光源氏の誕生から若き日々を描く。

◎初回封入特典 源氏かおり袋付き 特製しおり

* * * * *

【目次】
桐壺(きりつぼ)   光をまとって生まれた皇子
帚木(ははきぎ)   雨の夜、男たちは女を語る
空蝉(うつせみ)   拒む女、拒まぬ女
夕顔(ゆうがお)   人の思いが人を殺める
若紫(わかむらさき) 運命の出会い、運命の密会
末摘花(すえつむはな)さがしあてたのは、見るも珍奇な紅い花
紅葉賀(もみじのが) うりふたつの皇子誕生
花宴(はなのえん)  宴の後、朧月夜に誘われて
葵(あおい)     いのちが生まれ、いのちが消える
賢木(さかき)    院死去、藤壺出家
花散里(はなちるさと)五月雨の晴れ間に、花散る里を訪ねて
須磨(すま)    光君の失墜、須磨への退居
明石(あかし)    明石の女君、身分違いの恋
澪標(みおつくし)  光君の秘めた子、新帝へ
蓬生(よもぎう)   志操堅固に待つ姫君
関屋(せきや)    空蝉と、逢坂での再会
絵合(えあわせ)   それぞれの対決
松風(まつかぜ)   明石の女君、いよいよ京へ
薄雲(うすぐも)   藤壺の死と明かされる秘密
朝顔(あさがお)   またしても真剣な恋
少女(おとめ)    引き裂かれる幼い恋

訳者あとがき
解題 藤原克己
解説 池澤夏樹

新訳にあたって 角田光代

とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じないだろう強靱な物語だと知った。

(photo:KIKUKO USUYAMA)
角田さん小

ぼくがこれを選んだ理由 池澤夏樹

世に優れて魅力ある男の物語がたくさんの登場人物を連ねて際限なく広がる。その一方で人の心の奥へも深く沈んでゆく。いうまでもなく日本文学最大の傑作。

2018年5月 5

ゲンジモノガタリ02  源氏物語 中

  • 角田 光代 訳
  • ISBN:978-4-309-72875-9
  • 発売日:2018.05.14
  • 定価3,780円(本体3,500円)
世に優れて魅力ある男の物語がたくさんの登場人物を連ねて際限なく広がる。その一方で人の心の奥へも深く沈んでゆく。いうまでもなく日本文学最大の傑作。(池澤夏樹)

新訳にあたって 角田光代

とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じないだろう強靱な物語だと知った。

(photo:KIKUKO USUYAMA)
角田さん小

2018年12月 6

ゲンジモノガタリ03  源氏物語 下

  • 角田 光代 訳
  • ISBN:978-4-309-72876-6
  • 発売日:2018.12.12
  • 定価3,780円(本体3,500円)
世に優れて魅力ある男の物語がたくさんの登場人物を連ねて際限なく広がる。その一方で人の心の奥へも深く沈んでゆく。いうまでもなく日本文学最大の傑作。(池澤夏樹)

新訳にあたって 角田光代

とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じないだろう強靱な物語だと知った。

(photo:KIKUKO USUYAMA)
角田さん小