3/27 松浦寿輝『松尾芭蕉 おくのほそ道』「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」連続講義 作家と楽しむ古典
2018.02.16
2014年11月に刊行を開始した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)。
2016年1月の第Ⅱ期(全12巻)刊行開始を機に始まった、好評既刊の古典新訳を少人数でじっくりと読み解く連続講義。延べ700名以上の方にご参加いただき、ご好評いただいております。
新訳・新釈をてがけた作家に、古典作品と新訳・新釈について、その難しさ・楽しさなどたっぷりと語っていただきます。
第21回の講師は、第12巻『松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』収録の「松尾芭蕉 おくのほそ道」の選句・新訳をした松浦寿輝さんです。
12巻は、俳句・俳諧の魅力が詰まった格好の入門書。松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶という3人の巨匠の魅力的な句を、松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂という読み巧者が今の視点で読み解き、「おくのほそ道」(新訳・松浦寿輝)、丸谷才一・大岡信を中心にした「とくとく歌仙」も合わせて、俳諧世界の奥行きも味わえる1冊です。
松浦さんは、「月日は百代の過客にして…」から始まる、誰もが知る芭蕉の「おくのほそ道」の新訳を手がけた他、芭蕉の数々の名句の中から傑作を精選し、深く読み解いています。
どのように選句・新訳に取り組まれたのか、本イベントでたっぷりと語っていただきます。
☆当日、松浦さんとの意見交換も予定しておりますので、対象書籍(『松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』松浦寿輝選・訳/辻原登選/長谷川櫂選/丸谷才一/大岡信/高橋治 河出書房新社刊)をご持参ください。
トークをより楽しんでいただけるよう、対象作品を読んできて、ご参加いただければ幸いです。
(書籍は当日店頭でもご購入できます。なお、サイン会は予定しておりません。)
☆ご参加の方から、事前に「松尾芭蕉 おくのほそ道」および「日本文学全集」に関して感想・質問などを募集いたします。下記メールアドレスまでお願いいたします。
当日、いただいた感想・質問をトークで紹介させていただく場合がございますので、ご承知おきください。
【感想・質問の送付先】kouhou@kawade.co.jp
※メールの件名に「3/27イベント参加」の旨をご明記ください。
【講師紹介】
松浦寿輝(まつうら・ひさき)●プロフィール 一九五四年東京生まれ。詩人・小説家。東京大学名誉教授。二〇〇〇年「花腐し」で芥川賞受賞。著書に『半島』(読売文学賞)、『川の光』、『エッフェル塔試論』(吉田秀和賞)、『折口信夫論』(三島由紀夫賞)、『明治の表象空間』(毎日芸術賞特別賞)、『afterward』(鮎川信夫賞)などがある。
☆日時…3月27日(火) 18:30開場 19:00開演
☆会場…ジュンク堂書店池袋本店4階喫茶にて。
☆入場料1,000円(ドリンクつき)
☆定員…40名
☆受付…ジュンク堂書店池袋本店1階 案内カウンターにて。電話予約承ります。 TEL.03-5956-6111