単行本 黒薔薇

黒薔薇

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内容紹介

地方の女学校を舞台に、教師・章子と美しい生徒・和子のおりなす愛慕と苦悩。大正~昭和の大流行作家による可憐でせつない〈エスの世界〉、乙女たちの憧れと夢、苦悩と孤独。全集未収録作品。

著者紹介

吉屋 信子 (ヨシヤ ノブコ)

1896年、新潟市生まれ。52年「鬼火」で女流文学賞、67年菊池寛賞を受賞。『花物語』『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』『女人平家』『自伝的女流文壇史』など、幅広いジャンルで活躍した。著書多数。73年逝去。

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読者の声

ティーヌ さん/31歳 女性
現在のフェミニズムブームで、韓国やアメリカの書籍が注目されていますが、日本の女性たちが読むべき本はこの本だと思います。
上野千鶴子さんの東大での祝辞が話題になったように、まさに和子は、両親にも校長にも進学を反対され、事故か自害かわかりませんが、失意の中亡くなってしまいます。また章子が嘆くように、学校は少女たちを良き家庭人に育てる事に夢中で勉学を簡単に切り捨てようとします。これは過去の話ではありません。冒頭の、章子が良い生地でお布団をしつらえそうとしたら、「嫁入り道具か?」と周囲に言われてしまうシーンなんて、多くの女性が、誕生日に食洗機や洗濯機をもらってしまうようなことと、全部つながっているように思います。
私は「少女小説」という名前に騙されていました。今こそ!日本の女性たちは吉屋信子や石井桃子を読むべきだと思うのです。ぜひ復刊させていただきたいです。

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