文藝

創刊1933年、文学の「いま」を伝える季刊文芸誌

第60回文藝賞 応募はこちら

第60回の募集は、通常の文藝賞と1年限定の特別募集である短編部門の2部門があります。締切や枚数などが異なりますので、応募要項をご確認の上、ご応募ください。

文藝 2022年夏季号

文藝 2022年夏季号

最新刊の内容

緊急掲載ソローキン「プーチン」/特集1怒り/特集2フォークナー没後60年・中上健次没後30年/特集3平家! 犬王! 平家!/特集4 SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭

目次

◎緊急掲載
ウラジーミル・ソローキン 松下隆志 訳「プーチン 過去からのモンスター」



◎創作
【新連載】朝吹真理子「ゆめ」
「太郎が夢をみている。おふとんのむこうから海がくる」夢の通い路は太郎を連れてゆく――三歳の頃初めて見た海へ、人けのない海辺の家へと。六年ぶりとなる待望の連載スタート!

山下紘加「あくてえ」
あたしの本当の人生はこれから始まる。九十歳の憎たらしいばばあと、世話焼きで気弱な母と三人で暮らす小説家志望のゆめ。鬱屈を悪態に変えて奮い立つ十九歳のヘヴィな日常。

新胡桃「何食わぬきみたちへ」文藝賞優秀作受賞第一作
向き合わずにいられて、安全圏で生きられて、いいな。高校の教室とひりつく記憶。気鋭の第二作。

でか美ちゃん「名前だけでも覚えてください」
私には特別な才能があるはずなのに、あだ名さえもらえない。著者初の小説は名前を巡る冒険。

綿矢りさ「神田タ」
彩瀬まる「ふるえる」
藤原無雨「お父さんは月に行くよ」



◎創刊90周年記念企画 
第60回文藝賞は短篇部門が1年限定で復活します。選考委員発表
第60回文藝賞応募規定



◎特集1 怒り 感情だけはやつらに渡すな
【短篇】
阿部和重「There’s a Riot Goin’ On」
小川哲「スメラミシング」
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー」
ジョヴァーニ・マルチンス 福嶋伸洋 訳「週終わり」
谷崎由依「妊婦牧場」

【論考】
小川公代「文学における怒り アーサー王伝説から『進撃の巨人』まで」
飯盛元章「闇堕ちの哲学 怒りのダークサイド試論」

【エッセイ】
残雪 河村昌子 訳「憤怒 」
チャン・ウンジョン 小山内園子+すんみ訳 「日付、拠(ハ)点(ブ) 」
町屋良平「怒りの名は私」
石内都「風景の違和」
永井玲衣「この本はもう読めない」

【スペシャルトーク】
柚木麻子×ゆっきゅん「感情100%LOVE」



◎特集2 フォークナー没後60年・中上健次没後30年

【講演】 
ユードーラ・ウェルティ 諏訪部浩一訳「フォークナーの町で〈南部文学フェスティバル〉基調講演」

【座談会】
池澤夏樹×柴田元幸×小野正嗣×桐山大介「文体の暴れ馬『ポータブル・フォークナー』翻訳奮闘話」

【紀行】
宇佐見りん「熊野紀行 動物としての皮膚呼吸」

【対談】
中上紀×宇佐見りん 「響き合う「こもり」の文学」



◎特集3 平家! 犬王! 平家! 
【TVアニメ 「平家物語」特別企画 往復書簡】 山田尚子×高野文子

【劇場アニメ犬王公開直前対談】古川日出男×湯浅政明
「消えた存在をどう描くか 「犬王」が蘇らせる表現の初期衝動」



◎特集4 SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭
【短篇】グレッグ・イーガン 山岸真訳 「籾(もみ)殻(がら)」
【鼎談】酉島伝法×橋本輝幸×長谷川愛「私たちの大好きなハードSF覆面作家」



●連載
皆川博子「風配図 Windrose」【第2回】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第2回】
桜庭一樹「波間のふたり」【第2回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第3回】
若竹千佐子「かっかどるどるどぅ」【第5回】「我のみや夜船は漕ぐと思へれば」
町田康「ギケイキ」【第37回】
「文芸的事象クロニクル」2021年12月~2022年2月 山本貴光
この装幀がすごい!【第8回】ゲスト 小指 /川名潤・佐藤亜沙美

文芸季評 たったひとり、私だけの部屋で
2021年12月~2022年3月「戦争と文学」水上文

●書評
松浦理英子『ヒカリ文集』 【評】大森静佳
古川日出男『曼陀羅華X』【評】中村隆之
永井みみ『ミシンと金魚』 【評】岸田奈美
ニック・ランド 五井健太郎 訳『絶滅への渇望』【評】江永泉



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◎「文藝」2022年夏季号におけるお詫びと訂正

⚫︎「文藝」2022年夏季号の本文内にて、下記の誤りがございました。
関係者の皆様、また読者の皆様へご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。

特集2「フォークナー没後60年・中上健次没後30年」内
・p229 座談会「文体の暴れ馬」扉ぺージ:「構成=平岩壮悟」→「構成=平岩壮悟/註作成=桐山大介」

特集4「SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭」内
・p.415-2段目-22行目:「デジタルに以降する」→「デジタルに移行する」
・p.418-4段目-13行目:「会ってってみたら」→「会ってみたら」

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河出書房新社が主催する「文藝賞」は、1962年の創設以来、新人の登竜門として、たえず文学シーンに新しい才能を送り出して参りました。応募規定をご覧のうえ、積極的にご投稿ください。既成の枠にとらわれない、衝撃的な作品を お待ちしております。

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文藝のあゆみ

「文藝」は昭和8年に改造社で創刊された雑誌(初代編集長は上林暁氏)ですが、昭和19年に軍部の圧力その他によって解散することになったために、以後現在まで河出書房から刊行されている文芸雑誌です。

河出書房での初代編集長は野田宇太郎氏(現詩人・文芸評論家)で、三島由紀夫氏が事実上、文壇にデビューした「エスガイの狩」が掲載されたのは昭和20年5・6月合併号でした。

その後、昭和22年、杉森久英氏(現作家)が編集長を引きつぎ、当時、有力な新人作家として台頭してきた、“第一次戦後派”といわれる作家たち、野間宏、椎名麟三、梅崎春生、埴谷雄高、中村眞一郎氏らの活躍の舞台となり、のちにロータス賞・谷崎潤一郎賞を受賞した野間氏の大作「青年の環」、中村氏の五部作の一つである「愛神と死神と」という両氏の代表作となった長編小説の連載が開始されたのもこの頃です。また同じく中村光夫氏の代表作となった「風俗小説論」「谷崎潤一郎論」がこの時期に掲載されたことも忘れられないことです。

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