単行本 きつねのつき

きつねのつき

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内容紹介

人に化けた者たちが徘徊する町で、天井に貼りつく妻と、娘の春子と3人で静かに暮らす。それが正しいことかはわからない。私がそう決めたのだ……。切ない感動に満ちた再生の物語。

著者紹介

北野 勇作 (キタノ ユウサク)

1962年、兵庫県生まれ。92年、『昔、火星のあった場所』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞、2001年、『かめくん』で日本SF大賞受賞。著書に『どーなつ』『どろんころんど』『きつねのつき』他。

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読者の声

beck さん/43歳 男性
父と娘、仲むつまじく暮らす親子。三歳の春子は最近よく言葉をおぼえ、舌足らずながら色々なことを話してくる。語り手である私は、それがとてもうれしい。毎日が驚きと発見の日々だ。そんな二人の日常が淡々と描かれる。そして、そこに非日常的なものが侵食してくる。大きな災害の後に残された人々の日常を描いているらしい。その災害が何なのかは最後まで明確に語られない。主人公の私がそれにどういう風に関わったのかも、彼の妻がその時、どんな目にあったのかも詳細は明らかにされない。真相は闇の中だ。しかし、その事実があってそれを乗りこえた人々がいる。環境の変化、世界の変化、すべてを受け入れてなんとか生きていこうとしている人々がいる。それが主人公である私と彼の娘の春子を取りまく世界を描くことによってディティールを語らずとも直球で読者の胸に届いてくる。ほのぼのと不気味に。

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