単行本 けものになること

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内容紹介

ドゥルーズになった「おれ」は『千のプラトー』第10章を書き始めた。狂気と錯乱が渦巻きながら23世紀の哲学をうみだす空前の実験。『現実宿り』を更新する異才の大傑作。

「おれはドゥルーズだ」

ドゥルーズ&ガタリ『千のプラトー』の第10章を
ドゥルーズに憑依した坂口恭平が書き換える、
暴挙、あるいは冒涜

それはまだ誰も見たことがなかった。名付けられなかった。
まぎれもなく「哲学」であり、これぞ「文学」


この言葉の激流は何だ?音楽?ダンス?それも空き缶の中で。あらゆる文献?部屋の中には虎までいた!稲妻?切り落とした自分の中指?焼きもせずそれを食べた。白と黒の中の極彩色?ガタリの持っていた小さな杖?病原菌そのもの。いや、これは小説だ。信じがたいことにここには言葉しか使われていない!言葉がすべてをやっている。これは小説の奇跡だ。
――保坂和志

スーと入ってきて自然が育ったと思ったらやかましくなって、大きくなりすぎてしまって「ウゥゥー!!!!」ポロリって感じの本でした。P
――PUNPEE(DJ、ラッパー、トラックメイカー)

おれはドゥルーズだ、で始まる『けものになること』。前作『現実宿り』に引き続いて俺はベケットを感じる。そこにアルトーまでおりてきたような。これらの死者を受け止める力は凄まじい。つまりニーチェへの道。
――いとうせいこう(2017/2/17twitterより)


ドゥルーズなど読んだことがなくても大丈夫、いやドゥルーズへの予備知識は余計かもしれません。霊感に満ちたイメージの爆発的な噴出とともに語られるのはまぎれもなく「哲学」であり、同時にまだ誰も見たことのない文学です。ドゥルーズの予備知識はいらないという前言と矛盾するかもしれませんが、ここにはドゥルーズ=ガタリの全てと未來があります。だからこの小説を読んで誰よりもよろこんだのがドゥルーズであり、ガタリであることは間違いありません。そのドゥルーズとガタリもこの小説の登場人物でもあるのですが、どこで出てくるかは読んでのお楽しみ。

――河出書房新社 ドゥルーズ著作 担当編集


【著者プロフィール】
1978年、熊本県生まれ。作家、建築家、音楽家、画家。2001年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。2008年、それを元にした『TOKYO
0円ハウス 0円生活』で文筆家デビュー。2011年、東日本大震災がきっかけとなり「新政府内閣総理大臣」に就任。その体験を元にした『独立国家のつくりかた』を刊行し、大きな話題を呼ぶ。2014年『徘徊タクシー』で三島由紀夫賞候補、『幻年時代』で第35回熊日出版文化賞、2016年『家族の哲学』で第57回熊日文学賞を受賞。著書に『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』『現実宿り』など。

著者紹介

坂口 恭平 (サカグチ キョウヘイ)

1978年、熊本県生まれ。建築家/作家。著書に『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『独立国家のつくりかた』『徘徊タクシー』『幻年時代』など。16年『家族の哲学』で熊日文学賞を受賞。

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