単行本 新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」 アウトロー俳句

新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」 アウトロー俳句

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内容紹介

新宿歌舞伎町の路地の奥、元ホスト、バーテンダー、女装家、鬱病、依存症、ニートなどが夜な夜な集まり、やりきれない思いを俳句に載せて詠み明かす。はみ出し者たちの俳句アンソロジー!

NHK「ハートネットTV」で紹介され大反響!

新宿歌舞伎町の片隅で俳句を詠む集団、

屍(しかばね)派による待望のアンソロジー!!




風俗店、キャバクラ、ホストクラブが立ち並ぶ、新宿歌舞伎町。

欲望が渦巻き、人々は騙し合う。勝者になれば王のごとく振る舞い、

敗者は静かに街を去っていく。



そんな歌舞伎町の路地の奥で、やりきれない思いを俳句に載せて

詠み明かす人たちがいる。

元ホスト、バーテンダー、女装家、鬱病・依存症患者、ニート……。

“はみ出し者”ばかりだ。



これは、新宿のアウトローたちが贈る

不寛容な時代に疲れたあなたのための

アンソロジー(句集)である。――本文より



軽トラで持つていかれたぬひぐるみ

キャバ嬢と見てゐるライバル店の火事

この毛布ぢゃないときつと眠れない

一番えらいのは伊達巻を考へた人

駐車場雪に土下座の跡残る

太陽にぶん殴られてあつたけえ

春一番次は裁判所で会はう

春の風邪キスをしてもうつらない

蒲公英(たんぽぽ)は倒れてゐることが多い

ウーロンハイたった一人が愛せない

六本木ヒルズに行つたことがある

看板が濡れてお客が入らない……etc.



著者紹介

北大路 翼 (キタオオジ ツバサ)

新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」家元。小学5年生から句作を開始。会田誠より芸術公民館を引き継ぎ、「砂の城」と改称、城主となる。句集に『天使の涎』(第七回田中裕明賞)、『時の瘡蓋』がある。

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