単行本 さよならの儀式
- 単行本 46 / 416ページ
- ISBN:978-4-309-02807-1 / Cコード:0093
- 発売日:2019.07.11
- 定価:1,760円(本体1,600円)
- ○在庫あり
賞歴
- 全国学校図書館協議会選定図書
関連情報
内容紹介
親子の救済、老人の覚醒、30年前の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ、無差別殺傷事件の真相、別の人生の模索……淡く美しい希望が灯る。宮部みゆきの新境地、心ふるえる作品集。
『さよならの儀式』刊行によせて
〈10年前、新しく始まるSFアンソロジー『NOVA』(大森望責任編集、河出文庫)に参加しませんか----と誘っていただいたとき、これまでのような「なんとなくSF」ではなく、「ちゃんとSF」を書こうと思いました。その積み重ねで出来上がったのが本書です。歳月のなかで私が変化したところと変化しないところが浮かび上がり、作家的血液検査の結果を見るようで、嬉しくもあり恐ろしくもある作品集になりました。〉----宮部みゆき
収録作品(全8編)
「母の法律」
虐待を受ける子供とその親を救済する奇蹟の法律「マザー法」。でも、救いきれないものはある。
「戦闘員」
孤独な老人の日常に迫る侵略者の影。覚醒の時が来た。
「わたしとワタシ」
45歳のわたしの前に、中学生のワタシが現れた。「やっぱり、タイムスリップしちゃってる!」
「さよならの儀式」
長年一緒に暮らしてきたロボットと若い娘の、最後の挨拶。
「星に願いを」
妹が体調を崩したのも、駅の無差別殺傷事件も、みんな「おともだち」のせい?
「聖痕」
調査事務所を訪れた依頼人の話によれば----ネット上で元〈少年A〉は、人間を超えた存在になっていた。
「海神の裔」
明治日本の小さな漁村に、海の向こうから「屍者」のトムさんがやってきた。
「保安官の明日」
パトロール中、保安官の無線が鳴った。「誘拐事件発生です」なぜいつも道を間違ってしまうのか……
【お詫びと訂正】
本書の重版(2、3刷)におきまして、一部書籍に乱丁が発生いたしましたので、お詫びして訂正いたします。
【乱丁内容】
392頁が抜けており、390頁が重複している。
なお、ご購入された書籍が乱丁本の場合には、新しい書籍と交換いたしますので、お手数ですが料金着払いにてご返送先の郵便番号・住所・電話番号・氏名を明記のうえ下記交換本係までご送付くださいますようお願い申し上げます。
この度は、ご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
今後、このようなことのないよう十分に留意してまいります。
今後とも小社刊行物をどうぞよろしくお願いいたします。
●交換本の送付先
河出書房新社 営業部 交換本係
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-32-2
電話:03-3404-1201
FAX:03-3404-6167
●本件に関してのお問い合わせ先
河出書房新社 営業部 交換本係
電話:03-3404-1201(平日9:30〜17:30)
欠落した392頁はこちらから確認できます。
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