単行本 パルプ・ノンフィクション 出版社つぶれるかもしれない日記
愛と勇気と迷走の崖っぷち出版奮闘記。
古い枠組みをぶち壊す(かも)。
- 単行本 46 / 324ページ
- ISBN:978-4-309-02868-2 / Cコード:0095
- 発売日:2020.03.18
- 定価:1,980円(本体1,800円)
- ○在庫あり
関連情報
内容紹介
本の世界に、希望はあるのか? 可能性を求めて挑戦を繰り返す著者の、崖っぷち出版奮闘記! すべてのはたらく人に捧げる、ほがらかでクレイジーな、最前線からの「働き方」レポート。
────────推薦─────────
熱くて面白いエッセイなのに、新しい時代の優れたビジネス書でもある。
ニヤニヤしながら読み始めて、いつしか夢中になり、最後は真っ赤に燃え上がりながら、誇らしい気持ちで読了しました。
──後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION)
ミシマ社は変わっていく。まだ誰も見たことがないしなやかで熱い組織体になっていく。
今この瞬間も続くメタモルフォーゼに、胸がドキドキした。
──彩瀬まる(作家)
読者は、このマグマのような熱に感化され、揺さぶられ、深い思考の渦のなかに引きずり込まれるはずだ。
──松村圭一郎(文化人類学者)
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「原点回帰」を標榜する野生派出版社・ミシマ社は、ある日危機に立たされていた――。
やれるだけやっても、売れない。好きだけじゃ、仕事にならない。
組織が大きくなるにつれ生まれる歪み。気が付けば鈍くなる感覚。
“イノベーション”を追い求めた先の息苦しさ……。
どこにでもある「組織の落とし穴」と、「斜陽業界」に押し寄せる荒波に追い詰められた男は、
それでもこれからの面白い働き方を信じ奔走する!
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三島邦弘(みしま・くにひろ)
1975年、京都生まれ。京都大学文学部卒業。
出版社2社で単行本の編集を経験したのち、2006年10月に単身、株式会社ミシマ社を設立。「原点回帰の出版社」を標榜し、ジャンルを問わず一冊入魂の本を刊行している。
現在は、東京・自由が丘と京都市の二拠点で活動。2015年にシリーズ「コーヒーと一冊」、雑誌「ちゃぶ台」を創刊、2019年には新レーベル「ちいさいミシマ社」を始動。本のつくりと届け方の両面から、次世代のあり方を模索しつづけている。
著書に『計画と無計画のあいだ』(河出書房新社)、『失われた感覚を求めて』(朝日新聞出版)がある。
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目次・収録作品
序 出版不狂説
前編
第一章 パルプ・ノンフィクションへの道
転んで降臨/仕事教の行者/グレーの世界/三つのまえがき
第二章 ああ、編集者
自分と闇との境界線/パルプについての記録/男、現る
第三章 実験の時代に
雑誌はつくりません宣言のあと/新しい編集/菌=スパイ説/いざ、秋田へ!/どん底/自産業にないもの
後編
第四章 神様はいずこ
紙がない!/Mさん、現る/かみ様を求めて/和紙の里にて
第五章 キンダイの超克
キンダイの壁/アスファルトの上の積み木/ワタナベ城を落とすのじゃ!/これからの出版社とこれからの書店/大義名分(笑)/超キンダイ合宿
第六章 嬉々として危機
ツイラク?/採用不況/ちいさいとおおきいのあいだで/終わりと始まり/世界観?
第七章 マグマとスキマ
既視感/次元のちがう声/会社というチキュウ/グレーの正体/勘違い/一人二チーム・五組制/ちいさな生命体
仮結 原点の地で
著者紹介
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