単行本 日々のきのこ

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内容紹介

「まるまるとした茶色いものたちが一面に出ていて、季節だなと思う。どれもきのこである」(「所々のきのこ」より) ーー奇才が贈る新たなる「きのこ文学」の傑作、誕生。

岸本佐知子さん、最果タヒさん推薦。
ブックデザイン=名久井直子さん、装画=ヒグチユウコさん。
気づけば読者は、この世界に縦横無尽に広がった見えない胞子に侵食される――。
高原英理が拓く「文学」の新たな地平にして、極上の「きのこ小説」。

【推薦文】
「ばふんばふん、ぽこんぽこん、がやがやごよごよ。きのこの放つかわいい・こわい・安心の胞子が世界人類に満ちますように。」――岸本佐知子さん

「きのこ。きのこは変な生き物。でも、きのこより、変な人がいっぱいいるって、私は人なのに思う。私もきのこなのかも。」――最果タヒさん

【収録作】
「所々のきのこ」「思い思いのきのこ」「時々のきのこ」

著者紹介

高原 英理 (タカハラ エイリ)

1959年生まれ。小説家・文芸評論家。85年、第1回幻想文学新人賞を受賞しデビュー。96年、群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。近著に『日々のきのこ』『詩歌探偵フラヌール』『祝福』がある。

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