単行本 熊はどこにいるの

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内容紹介

「わたし、殺しました、生みたての赤ちゃんを」──震災から7年の地で、身元不明の幼子をめぐり、4人の女たちの運命が、いま、動き出す。各紙誌絶賛! デビュー18年、著者最高傑作。

第61回谷崎潤一郎賞受賞!

推定4、5歳の身元不明の男児が
国道沿いのショッピングモールで保護されたーー。

暴力から逃れた女を匿う山奥の家に暮らす、リツとアイ。
津波ですべてを失ったサキと、災後の移住者であるヒロ。
震災から7年の地で、4人の女たちの運命が動き出す。

圧巻の神話的サスペンス!!


「これほどの強度の小説は滅多にないし、ここには真の意味での熊がいる。」──古川日出男

「いつかこんな夢の中に自分もいたような気がする。止まらない余震のような小説。」──斎藤真理子

「採集や狩猟をしながら暮らす描写の牧歌的な明るさと、自分のなかの「熊」と目が合う瞬間の仄暗さ。そのコントラストがグロテスクで凄まじい。
熊とは誰なのか、熊はどこにいるのか、熊との共生は可能なのか。多くの問いが、ただ問いだけが、最後の一頁に至るまでふるえつづけている。」――大森静佳

「熊とは何か。それ自体としてはただ生きているだけであるものの、特定の場面において別の生命にとって破壊的になり得る「力」そのものなのか。
暴力の記憶を引き受ける文学の役割を果たす極めて優れた一作であり、また現代フェミニズム文学を更新する作品でもあるように、私は思う。」――水上文

「ひたすら苛烈。生をどんな社会的な「問題」にも犠牲者の「連帯」にも回収させず、それでいて誰もが災害のような他者関係に巻き込まれている。熊とは「有害な男性性」なのか幽霊(不在)なのか。いや、熊はいつでもあなたの住処の戸口に立っているのだ。真の熊ホラー。」――杉田俊介

著者紹介

木村 紅美 (キムラ クミ)

1976年生まれ。2006年「風化する女」で第102回文學界新人賞を受賞しデビュー。2022年『あなたに安全な人』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『夜のだれかの岸辺』など。

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