単行本 黄金の少年、エメラルドの少女

黄金の少年、エメラルドの少女

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賞歴

  • 朝日、読売

内容紹介

短篇の名手が『千年の祈り』(映画化)に続いて放つ最新作品集。O・ヘンリー賞受賞作2篇収録。代理母をテーマにした衝撃の話題作「獄」、愛と孤独を静かに描く表題作など珠玉の9篇。

著者紹介

イーユン・リー (リー,イーユン)

1972年北京生まれ。北京大学卒業後渡米、アイオワ大学に学ぶ。2005年『千年の祈り』でフランク・オコナー国際短編賞、PEN/ヘミングウェイ賞などを受賞。プリンストン大学で創作を教えている。

篠森 ゆりこ (シノモリ ユリコ)

翻訳家。訳書に、イーユン・リー『千年の祈り』『さすらう者たち』『黄金の少年、エメラルドの少女』『独りでいるより優しくて』、クリス・アンダーソン『ロングテール』、サム・ゴズリング『スヌープ!』など。

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読者の声

kisa さん/25歳
精緻な描写に織り交ぜられる、いったい何を言っているのだろうかと考えさせられる一文が、ひどく心をしめつける。

「どうして不幸そうなの」
「教えてよ、どうすれば幸せ?」
(本書収録の『優しさ』より)

と、ある人が主人公に問いかける。
この文を読んで、

『幸せが何かもわからないのに、どうふるまえば幸せなのかもわからないのに、だからこそ幸せではないのに、どうして、「教えてよ」、と訊かれなければならないのか。知っているのは、あなたのはずなのに』

と読者である私自身は思ったが、主人公はまた、全然異なる見解を示している。

この小説は、読者が疑問を覚える文に対して、すぐに答える場合と間をおいて答える場合と答えない場合がある。そこがこの小説の面白いところだ。揺らぎのある文体も好きだ。これからも読者の元に著者の作品の日本語訳を届けてくださることを切に願う。

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