単行本 黄金時代
- 単行本 46変形 / 352ページ
- ISBN:978-4-309-20665-3 / Cコード:0097
- 発売日:2014.11.26
- 定価:2,970円(本体2,700円)
- ×品切・重版未定
賞歴
- 全国学校図書館協議会選定図書
内容紹介
垂直の滝に建つ町、匂い時計、名を持たぬ住民、そして無限に増殖する〈本〉……驚異の想像力で語られる虚構の島をめぐる滞在記。Amazon.com/SF・ファンタジー部門1位獲得。
千夜一夜物語は完璧にアップデートされた。
ボルヘスが冥土で悔しがってる。──古川日出男
虚構の島をめぐる蠱惑の旅行記、
始まりも終わりもない増殖する〈本〉、
連鎖する世界を解き放つ記憶の幻影──
物語の極限を比類なき想像力と文学的技法で描く、現代チェコ文学が生んだ異形の大作!
未知の海に浮かぶ島を訪れた〈私〉。垂直に流れ落ちる滝のなかに造られた「上の町」と「下の町」、変容する名を持つ島民たち。家々は水の壁で仕切られ、時間は匂い時計によって知らされる。戸惑いながも島の女と愛を交わし、滞在を続ける〈私〉はある日一冊の書物の存在を知らされる。幾多の物語が収められたその〈本〉は、島民の誰もが加筆や修正できる無限の書物だった……。
「スウィフト『ガリヴァー旅行記』の想像力、レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』の知性が、ナボコフやボルヘスの文学的技法で書かれた驚異の物語」と世界が絶賛!
『もうひとつの街』のミハル・アイヴァスの最高傑作、待望の邦訳。
著者紹介
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