単行本 素晴らしきソリボ

素晴らしきソリボ

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第二回日本翻訳大賞受賞

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賞歴

  • 第2回日本翻訳大賞、朝日、日経
  • 全国学校図書館協議会選定図書

関連情報

内容紹介

カーニバルの夜、語り部ソリボは言葉に喉を掻き裂かれて死ぬ──クンデラに「ボッカッチョやラブレーにつづく口承文学と記述文学の出会い」と激賞された、クレオール文学の旗手の代表作。

これは読む小説ではなく、聴く小説だ。お喋り文体に乗って、愉快で奇っ怪な言葉がざぶざぶと耳に流れ込む。やめられないとまらない。それにしても、これを日本語に訳した人もすごいね。——池澤夏樹

『素晴らしきソリボ』は一見、ローカルでエキゾチックな小説だと思われるかもしれない。間違いである。シャモワゾーのこの小説は文化史上もっとも大きな出来事のひとつ、すなわち終わりつつある口承文学と生まれつつある記述小説との出会いを扱っているのだ。——ミラン・クンデラ(『出会い』(西永良成訳より)

著者紹介

パトリック・シャモワゾー (シャモワゾー,パトリック)

1953年マルティニーク島生まれ。クレオール文学の代表的作家。92年『テキサコ』でゴンクール賞。『カリブ海偽典──最期の身ぶりによる聖書的物語』『幼い頃のむかし』『クレオールとは何か』(共著)など。

関口 涼子 (セキグチ リョウコ)

1970年生まれ。詩人・翻訳家。訳書に、P・シャモワゾー『素晴らしきソリボ』、J・エシュノーズ『ラヴェル』など。多和田葉子、杉浦日向子など、日本の小説・コミックのフランス語訳も数多く手がけている。

パトリック・オノレ (オノレ,パトリック)

1961年、フランス、マルティーグ生まれ。翻訳家。夢野久作、山田風太郎、村上龍、綿矢りさ他の小説や、手塚治虫、水木しげる、杉浦日向子、谷口ジロー他の漫画をはじめとして、100点以上の日本の作品を仏訳。

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