単行本 東西南北「方位」の世界史

東西南北「方位」の世界史

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内容紹介

人類は文明とともに数千年も、方位と自分の位置を関係づけてきた。四方位それぞれの歴史と社会・文化・宗教・政治的な意味づけを、国や地域を網羅しながら解き明かすユニークな名著。

なぜ四方位は人類史の指標だったのか?

自分が世界のどこにいるのか
自分は何者なのか
古代からの人類の文化と想像力

オンライン地図アプリで位置感覚をなくしたとき、人はどんな代償を払うことになるだろうか?

四方位は単なる方角ではない――世界中のあらゆる社会において、宇宙観や倫理観、宗教生活や政治経済の基盤となっている。それらは祈るべき方角や礼拝の場所と建物の向きを定めるのに用いられる。世界を地政学的に整理し、分割する際にも影響力を持つ。その結果、それらの語は、わたしたち自身が何者であるかについての思い込みや信念にまで影響をおよぼすようになる。主要方位の四つすべてにまつわる想像的な側面こそが、ここで披露する物語には科学的、地理的、歴史的側面だけでなく、フィクションや詩の要素を含んでいることを示している。      ―――本書「オリエンテーション」より


なぜ人間には四方位が必要なのだろうか。
極点、赤道、子午線、そして四方位は人間の想像上の産物である。
わたしたちは自然界への方向性を見失いつつある。この多極化と混乱に満ちた世界で、次に舵を取るべき方位はどれだろう? 

人類史上、方位は、自分が世界のどこにいるか、そして自分が何者なのかを示す指標になってきた。

方位は、太陽の動きのような天然自然のものでありながら、実際には人が作り出した文化そのものである。

世界中のほぼすべての社会に存在しながら、わたしたちがそこにいてどの言語を使うかによって、まったく正反対の意味を持つこともありうる。

どの言語においても、方角を示すために使う言葉は、文脈や地理的条件がきわめて重要で、どんな状況で使われたかがすべてなのだ。

今日では、モバイル機器が空間の案内役だ。東西南北など関係なく、オンラインの地図アプリがその瞬間の自分の位置を教えてくれる。自分の位置感覚を失くしたとき、人はどんな代償を支払うことになるのだろうか?

―――本書「オリエンテーション」「第5章 青い点」より



著者
ジェリー・ブロットン  Jerry Brotton
ロンドン大学クイーン・メアリー校教授。地図の歴史およびルネサンス期の地図製法の分野において世界的な第一人者。これまで10冊を超える書籍を著し、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家でもある。BBCの番組の企画立案に携わる放送作家としての顔を持ち、テレビやラジオのプレゼンターを務めることもある。代表作には9か国語に翻訳された『地図の世界史 大図鑑』(河出書房新社)や12か国語に翻訳された『世界地図が語る12の歴史物語』(バジリコ)などがある。



訳者
米山裕子(よねやま ひろこ)
英日翻訳者。1961年生まれ。訳書に、キンナ『アナキズムの歴史:支配に抗する思想と運動』、デレズウィッツ『優秀なる羊たち:米国エリート教育の失敗に学ぶ』、アルペロビッツ『原爆投下決断の内幕:悲劇のヒロシマナガサキ』(共訳)ほか多数。

著者紹介

ジェリー・ブロットン (ブロットン,ジェリー)

ロンドン大学クイーン・メアリー校の歴史学教授。歴史・地理関係のベストセラー作家、テレビ番組のプレゼンター。著書は10冊あり、邦訳では『地図の世界史 大図鑑』、『世界地図が語る12の歴史物語』など。

米山 裕子 (ヨネヤマ ヒロコ)

1961年生まれ。翻訳者。訳書に、『アナキズムの歴史ーー支配に抗する思想と運動』、『優秀なる羊たちーー米国エリート教育の失敗に学ぶ』、『原爆投下決断の内幕ーー悲劇のヒロシマナガサキ』。

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