単行本 ニッポンの正体 漂流を続ける日本の未来を考える

ニッポンの正体

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内容紹介

ウクライナ危機、旧統一教会問題の噴出、そして円高とさまよえる欲望……。現代日本の諸問題を、近代史を掘り下げることで明晰に読み解き、日本の未来を考える。最もアクチュアルな時評集。

【気鋭の政治学者が日本の「いま」をわかりやすく読み解く!】

■アメリカ、中国、朝鮮戦争と日本の力学とは?
■戦後日本を形づくってきた権力とは何か?
■限界を超えた戦後体制はどこに向かうのか?

繰り返される不祥事、
政治家の信じがたい愚かで浅薄な言動、
庶民の暮らしと乖離した政策のズレ、
権力者たちの驕(おご)り等々。
いったいこの違和感や奇妙でどうしようもない情けなさは、
どこからきているのか。何が原点なのか。
どういうことが影響してこんな体質や思考に陥るのか。
そんな疑問は、
日々のニュースの中で膨らんでいくばかりではないだろうか。

しかし、その疑問を解くには、
いくら毎日のニュースを積み重ねても本質にはなかなか届かず、
正体が見えにくい。
もっと深いところに降りていく必要があるのではないか――。

幻想、幻惑から覚醒し、その実態を冷徹に見ることからしか、
閉塞した状況を変え、
壁の向こう側へとブレークスルーすることはできない。
(本書より)

目次・収録作品

▽目次
1 なぜ、日本は朝鮮戦争の終結を望まないのか
  ――韓国の大統領選が日本に与える影響

2 「核」を欲しがる被爆国
  ――ウクライナ危機の衝撃は続く

3 歴史を私物化する「愛国者」
  ――教育への危険な政治介入

4 差別を撃ち続けた「突破者」の遺志
  ――共同体が崩壊した日本

5 「長期腐敗体制」を解体せよ
  2012年体制で沈んでいく日本

6 限界を迎えた戦後体制を精算すべき
  ――明治維新77年〜戦後77年で迎えた危機

7 戦中・戦後を貫く岸信介とアジアの蜜月
  ――統一教会問題の源流

▽聞き手
高瀬毅(たかせ・つよし)
1955年長崎県生まれ。被曝二世。ジャーナリスト、ノンフィクション作家、ラジオパーソナリティー。現在、YouTube番組の「デモクラシータイムス」で司会を務める。明治大学政治経済学部を卒業後、ニッポン放送に入社。情報センター出版局編集者を経てフリージャーナリストとなる。1982 年、ラジオドキュメンタリー「通り魔の恐怖」で日本民間放送連盟賞最優秀賞、放送文化基金賞奨励賞を受賞。2009年『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』(平凡社)で平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。日本文藝家協会会員。


著者紹介

白井 聡 (シライ サトシ)

1977年東京都生まれ。思想史家、政治学者、京都精華大学教員。『永続敗戦論』でいける本大賞、石橋湛山賞、角川財団学芸賞など受賞。著書に『未完のレーニン』、『国体論』、『武器としての「資本論」』など。

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