単行本 柔道事故

柔道事故

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内容紹介

この29年間で118名の中高生が学校柔道で死亡。なぜこの暴力的文化が放置されてきたのか。事故データの検証、被害者家族・全柔連らへの取材を通じ、「事故ゼロ」への道を探る。

柔道での死亡事故は他の部活動と比べて明らかに突出した数値を示しており、死亡率で見ると、柔道に次いで死亡率の高いバスケットボールの6.2倍(中学校の部活動/2001年〜2010年)。

なぜ、柔道界という『男たちのムラ社会』はこの事態を放置してきたのか。
そして、中学校の武道必修化は何をもたらすのか——。

「ガラスみたいな身体の子どもたちに柔道を導入する危険性を、いまこそ考えてください」(五輪銀メダリスト・溝口紀子氏インタビューより)

「柔道は怪我がつきもののスポーツ」「最近の子どもは体力がないから怪我をする」「受け身を取れば怪我をしない」これらすべて大人の都合です。言い訳です。責任の回避、責任の転嫁です。怪我がつきものであれば、まずその原因を取り除いてください。(『第3章 声をあげた被害者たち』より)

目次・収録作品

【第1章 柔道事故の実態と特徴】
1 部活動の死亡率
2 死亡事故の分析
3 負傷事故の分析

【第2章 事故はなぜ起きるのか】
1 柔道の社会問題化
2 頭部外傷の危険
3 武道必修化と柔道事故
4 武道必修化は好機か危機か

【第3章 被害者はなぜ声をあげたのか】
1 被害者の声が教えてくれること
2 全国柔道事故被害者の会
3 民間道場の事故事例から

【第4章 柔道界・政界からの声】
1 柔道界や政界における取り組み
2 全日本柔道連盟の新たな取り組み——全柔連への質問と回答
3 柔道界内部からの声——溝口紀子氏インタビュー
4 国会議員が立ち上げた「柔道事故勉強会」

【資料 学校管理下の柔道死亡事故 全事例】

著者紹介

内田 良 (ウチダ リョウ)

1976年生まれ。名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。専門は教育社会学。学校の転落事故、柔道の部活動・授業の死亡事故などの研究成果を基に、ウェブサイト「学校リスク研究所」を運営。

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