単行本 オリンピック・デザイン・マーケティング エンブレム問題からオープンデザインヘ

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内容紹介

パクリ? 出来レース? 2020年東京五輪のエンブレムをめぐる混乱――あれは何だったのか。デザイン(作り方)の歴史とマーケティング(使い方)の歴史から社会学的に問い直す。

【推薦】

2015年、突如出現した2020年東京オリンピック・パラリンピック「エンブレム問題」。デザインのオリジナリティとは何なのか、デザインのコンペはどのように行われてきたのか、主催団体、広告代理店、メディアそして市民はそれぞれどのようにかかわってきたのか。本書は、デザインや広告の歴史を丁寧に検討し、実は「エンブレム問題」とはその真偽を越えて、はるかに複雑な社会学的な事件であったことを照射する力作である。
――柏木 博(デザイン評論家/武蔵野美術大学名誉教授)

エンブレム問題は、東京五輪の時だけではなかった。「あの騒動」を検証するだけでなく、デザインや広告の抱える本質的課題に迫る、文化社会学の新たな羅針盤。
――荻上チキ(評論家/編集者)

目次・収録作品

【目次】

まえがき

第1章 美術関係者からデザイン関係者へ
1-1 オリンピックシンボルとエンブレム
1-2 幻の東京大会と美術関係者
1-3 東京大会と亀倉雄策

第2章 「いつものメンバー、いつものやり方」へ
2-1 日本万国博覧会と勝見勝
2-2 札幌冬季大会・沖縄国際海洋博覧会とデザイン関係者
2-3 マークの「作り方」

第3章 デザイン関係者から広告関係者へ
3-1 マークの乱用と商業利用
3-2 広告代理店の登場とロサンゼルス大会

第4章 エンブレムとオリンピックマーケティング
4-1 寄付からマーケティングへ
4-2 長野冬季大会とスポンサー優先社会
4-3 「作り方」から「使い方」へ

第5章 東京大会への道
5-1 ロンドン大会と知的財産保護
5-2 電通と大会招致
5-3 東京大会とデザイン関係者

第6章 エンブレム問題:パクリかどうか?
6-1 発表から取り下げまで
6-2 ネット世論と識者の説得
6-3 佐野案の「作り方」と「使い方」

第7章 エンブレム問題:出来レースかどうか?
7-1 広告関係者への疑惑と選考方法
7-2 組織委員会による参加要請文書
7-3 「作り方」と「使い方」の調停

第8章 新エンブレム:市民参加とオープンデザイン
8-1 市民参加とエンブレム委員会
8-2 専門性 対 大衆性
8-3 市松模様と意図せざる結果

あとがき

著者紹介

加島 卓 (カシマ タカシ)

1975年生まれ。東海大学文学部広報メディア学科准教授。専門は、メディア論、社会学、広告史、デザイン史。著書に『〈広告制作者〉の歴史社会学:近代日本における個人と組織をめぐる揺らぎ』ほか。

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