単行本 ブレイクスルー ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝
- 単行本 46変形 / 344ページ
- ISBN:978-4-309-25470-8 / Cコード:0040
- 発売日:2024.07.12
- 定価:2,640円(本体2,400円)
- ○在庫あり
関連情報
内容紹介
いま最も注目される科学者、待望の決定版自伝! 共産圏に生まれた「ふつうの生徒」が科学に魅せられ、世界を救う大発見へ――。数々の逆境にも負けず信念を貫いた、不屈の物語!
「ふつうの生徒」だった研究者が、世界を救う大発見へ――。
新型コロナワクチン開発の立役者が贈る、未来へのメッセージ。
自分が特に優秀だと思ったことはない。
これまで、写真のように正確に記憶し、
苦もなく知識を身につけられる人をたくさんみてきた。
初等学校の同級生にも、何でも一度きいたら
忘れないという人がいた。
わたしはちがった。
そんな経験はしたことがない。
しかし、幼いころから、
とても大切なことを知っていた。
――本文より
●各界のトップランナーから絶賛の声!
山中伸弥氏
2012年ノーベル生理学・医学賞受賞/京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授
「どんな困難や理不尽なことが起こっても屈せず、自身の信念を貫き通してきたカリコ先生を心から尊敬しています」
ジェニファー・ダウドナ氏
2020年ノーベル化学賞受賞/ゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」開発者
「逆境を乗りこえる力とゆるぎない信念の力を証明する、心奪われる本」
ボニー・ガルマス氏
『化学の授業をはじめます。』著者/ドラマ『レッスン in ケミストリー』原作者
「けっして諦めることなく、だれにも屈しなかった、すばらしい生化学者の真実の物語」
ビル・ゲイツ氏
マイクロソフト社共同創業者
「科学やイノベーションや不屈の精神が世界を変えるなんて、と疑ったことがある人は全員この本を読むべき」
●原題
BREAKING THROUGH: My Life in Science(2023年刊)
目次・収録作品
プロローグ
第1部 肉屋の娘
子ども時代の風景
いたるところに科学の授業が
わたしの両親
共産主義のもとでの生活
この学び舎はわたしの場所
ワクチン接種とロックダウン
努力、努力、努力
高校時代に影響を受けた三つのもの
セゲド大学へ
第2部 科学についてのごくごく短い合間の話
第3部 目的意識
何から何まで真新しく感じられた一年
わたしに特別な力があるとしたら
わたしたちはひとつのチーム
「きみは科学者になるんだろう」
サルヴァシュの魚類養殖研究所で
ベーラとの出会い
生物学研究所へ
「おまえさんは探索者(クタトー)だな」
RNAが医薬品として使えるかもしれない
研究をやめるわけにはいかない
結婚、そして出産
問題はRNAにあるのではない
新しい仕事をさがさなくては
第4部 組織内の部外者
テディベアの中の秘密
まったく別の国、アメリカで暮らす
これがアメリカのやり方なのだろうか
わたしの献身の対象は科学そのもの
中間的な場所
ペンシルベニア大学へ
mRNAの研究に着手する
医学生たちとわたし
学術研究のプレッシャー
医学部トップの交代
復讐と感謝
厳しい時代
人知の最先端へ、さらに新たな発見へ
応援し続けてくれる人がいる
第5部 スーザンのお母さん
コピー機の前で
長い目でみる
mRNAをワクチンに
これまでの研究が水の泡に?
スーザン・フランシアのお母さん
ブレイクスルー
わたしはスーザン・フランシアのお母さん
もうここにはいられない
第6部 一変した世界
二〇二二年
ビオンテック社へ
新型コロナウイルス感染症
史上最速のワクチン開発
どんな賞よりも価値があるごほうび
もしもあのとき……
メッセージを届ける
エピローグ
謝辞
著者紹介
こちらもおすすめ
この本の感想をおよせ下さい
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。