単行本 虚像の時代 東野芳明美術批評選

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内容紹介

ポップアートなどの最新動向を紹介し、戦後の日本美術をデザインや建築にまで拡張した批評家。様々な媒体に寄せたスピード感溢れる評論を収録。共に時代を歩んだ建築家・磯崎新が解説を執筆。

★現代美術の生中継!

ぼくらは、美術界のコンセプトを全部、東野(トーノ)経由で理解した——磯崎新(本書より)


ネオ・ダダ、ポップ・アート、デザイン、建築、マクルーハン、そして大阪万博へ——
日本の芸術(アート)シーンを大躍進させた批評家・東野芳明を再読せよ!!!!
最も熱かった時代、最も熱い現場に立ち会った美術・文化批評をパッケージ。

本当に時代を切り開いてゆく作家こそ、つねに、自らの前にぴしゃりと閉められたドアを見つめてきたはずだ。極端な言い方をすれば、ぼくは、ちっぽけな自分自身よりも、歴史をつき動かしてめまぐるしくあらわれる「流行」の方をはるかに信ずる。さらに「流行」を作りあげる源流をひそかに準備する者たちを信ずる。(「女が彫刻を叩くとき」より)

目次・収録作品

● 生中継の批評精神——一人称のビオス/松井茂+伊村靖子
-------------------------
● アメリカ前衛芸術論のためのノート
● チャンス・オペレーション(偶然操作)
● ニュー・リアリズム
● “反芸術”是か非か討論会 世話人まえせつ
● ヤング・セブン雑録
● さようなら読売アンデパンダン展
● わがサウンド・コレクション
● 女が彫刻を叩くとき——色彩彫刻の新しい波
● 美術とデザインの間
● 「色彩と空間」展
● 空間から環境へ
● 現代観衆論——今日の芸術がめざすもの
● コンバイン日記——ニューヨーク1966・東京1968
● 実体喪失の旅——アメリカ横断1/4
● 虚像の時代
● 色彩の発見——福岡相互銀行大分支店を見て
● 唐十郎とぼくの38日——テント騒動から、クロス・トークまで
● テレビ環境論——十六の瞳
● 新宿西口“広場”の生態学
● 旅の終わりに——シリキレ・トンボ60年代
● 反論せよ!『万博参加』の芸術家たち
● 現代芸術と観衆
-------------------------
● 反回想「おれは評論家じゃなくて批評家なんだ」といった東野芳明のことを思い出してみた/磯崎新
● 「発注芸術」再考——60年代美術と設計(デザイン)/伊村靖子
● 再読、虚像培養批評家・東野芳明。/松井茂

著者紹介

東野 芳明 (トウノ ヨシアキ)

1930-2007年。美術評論家。アメリカ美術の紹介者であると共に、ヴェネツィア・ビエンナーレ等の国際的な場でコミッショナーを多く務めた。60年代後半から多摩美術大学で教鞭を執り、芸術学科創設に尽力。

松井 茂 (マツイ シゲル)

1975年東京生まれ。詩人、東京藝術大学藝術情報センター助教。近年はテレビジョンと現代美術の影響関係について国内外で研究、発表、上映をしている。

伊村 靖子 (イムラ ヤスコ)

1979年生まれ。国立新美術館学芸課情報資料室研究補佐員。2013年京都市立芸術大学博士号取得。研究テーマは「1960年代の美術批評──東野芳明の言説を中心に」(博士学位論文)。

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