単行本 実験室からの眺め

実験室からの眺め

  • 実験室からの眺め
  • 実験室からの眺め

オンライン書店で購入

  • amazon
  • Rakutenブックス
  • 紀伊国屋書店
  • honto
  • 7netshopping
  • HonyaClub
  • e-hon
  • HMV&BOOKS
  • 大垣書店

店頭在庫

  • 紀伊国屋書店
  • 有隣堂
  • 三省堂書店
  • 旭屋書店
  • TSUTAYA
  • 未来屋書店アシーネ

内容紹介

186年前、一人の発明家によって世界初の写真が撮影された。その実験室が今も建つ聖地サン・ルゥを訪れ、写真の歴史が刻まれた光と影を再び写し撮る……森山大道、〈写真の始原〉への旅。

ぼくは、長年の宿題、窓辺から望む中庭の景色を、実にさりげなく写し了えた。
計り知れない感動とともに——。


「人間の視線のありのままを、目と心の記憶にとどめるだけではなく、
他の方法によってとどめ置くことはできないだろうか?」
というニエプスの問いかけから、現在ある写真は始まっている。
愛する家族を、恋する人を、親しい友人たちを。
そしてこの現し世のあれこれと、いま目に映る風景を。
それらへのもだしがたい想いから、写真への道が拓かれてきたのである。
ぼくの一等シンプルな写真論は、「写真とは想い出である」のひと言である。

ぼくは今、あのサン・ルゥの館で、ニエプスと同じ窓辺に同伴したことで、
カメラマンとしての自らの在りようの片隅に、それとなく、ひとつの証をもてたような気がしている。
それはやはり、聖地サン・ルゥ・ド・ヴァレンヌの、降りそそぐ初夏の只中に、
カメラと共に身を置いてきたからにほかならない。【本文より】

著者紹介

森山 大道 (モリヤマ ダイドウ)

1938年大阪府生れ。68年、ブレ・ボケ・アレを特徴とする『にっぽん劇場写真帖』を発表。以後、写真の概念を解体・拡張し世界的評価を得ている。2019年、写真界のノーベル賞・ハッセルブラッド賞受賞。

こちらもおすすめ

この本の感想をおよせ下さい

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

この本の感想を書く

こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。 お問い合わせは、こちらへ

close閉じる