単行本 どっちつかずのものつくり

どっちつかずのものつくり

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内容紹介

工芸、美術、生活を繋ぐ作品を発表し、現代陶芸界を牽引する陶作家・安藤雅信の思考の記録。坂田和實・村上隆・大友良英・皆川明らと生活工芸の行方や日本人の美意識を語った対談も収録。

陶作家・安藤雅信、陶歴36年の歩みを巡る作品論とエッセイ。

「工芸の外からの目線が入った仕事を自分の中で消化できた時、僕の作る器は水を得た魚のように変わり始めた」(本書より)という本人の言葉通り、焼物を生業とする安藤の作品づくりを突き動かすのは、美術、音楽、デザインなど、他分野との垣根を軽々と飛び越える好奇心にあります。その美学と暮らしの捉え方は、90年代頃から始まった生活工芸の裾野を広げるとともに、私たちの生活の捉え方にもさまざまなヒントを与えてきました。
本書では、本人曰く「独りよがりの中二のような作家兼ギャラリスト」が30年以上にわたり、様々な境界線で行ったり来たりしながら葛藤した中で生まれた作品論、エッセイ25篇と、各界の一線で活躍する4名との対談を収録しました。代表作のオランダ皿誕生のストーリーをはじめ、日々の暮らし方への問題提起や、人生への深い思索にも満ちた一冊です。


著者略歴
安藤 雅信 (アンドウマサノブ)
1957年多治見市生まれ。ギャルリ百草主宰。陶作家。武蔵野美術大学彫刻学科卒。現代美術作家として
活動した後、焼物制作を生業に。和洋問わず使用できる日常食器の定番を千種類以上制作しつつ、茶道具、彫刻的作品も制作する。

目次・収録作品

はじめに

●1、どっちつかずのものつくり
どっちつかずの始まり/幹を見極める/実用工芸と現代美術/現代美術と茶道/トンネルの中で/ひと手間余分/美術的アプローチの工芸/我が家の習慣/オランダ白釉陶器との出会い/ものと空間/オランダ皿の誕生/生活工芸の始まり/写しと個性/白への想い/工芸と工業/お茶の時間/生活提案とは何か?/機能考―融通無碍/機能考―感覚的機能/前半生と後半生/繫げていく 繫がっていく/正直な仕事

●2、僕が愛玩するもの
柳茶碗/手板とリンゴ箱/おろし皿

●3、周辺から中心への対話
坂田和實&安藤雅信「基準のない美しさ」
工芸と美術を繫ぐ ――坂田和實さんとの対談を終えて

村上隆&安藤雅信「現代美術↔陶芸」
鎖国は解けたか? ――村上隆さんとの対談を終えて

大友良英&安藤雅信「あまちゃんからノイズの向こうまで」
ノイズ談義 ――大友良英さんとの対談を終えて

皆川明&安藤雅信「共感のものつくり」
喜びの回生 ――皆川明さんとの対談を終えて 

おわりに


著者紹介

安藤 雅信 (アンドウ マサノブ)

1957年多治見市生まれ。ギャルリ百草主宰。陶作家。武蔵野美術大学彫刻学科卒。現代美術作家として活動した後、焼物制作を生業に。和洋問わず使用できる日常食器の定番を千種類以上制作しつつ、茶道具、彫刻的作品も制作する。

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