河出文庫 ひ13-1 瓦礫から本を生む

瓦礫から本を生む

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内容紹介

東北のちいさな出版社から、全国の〈被災地〉へ。東日本大震災の混乱の中、社員二人の仙台の出版社・荒蝦夷が全国へ、そして未来へ発信し続けた激動の記録。3・11から十年目を迎え増補した決定版。

全国の〈被災地〉へーーこの絶望を力に変える
各紙誌話題沸騰の『震災編集者 東北のちいさな出版社荒蝦夷の5年間』がついに文庫化!

土方さんの優しさは、おそらく淋しさ由来だから、滲みる。ーー柳美里

東北地方で、星のように輝く出版社。小さいメディアの、大きな挑戦が、ここに詰まっている。
ーー荻上チキ

【内容紹介】
東北のちいさな出版社から、日本全国の〈被災地〉へーー東日本大震災の大混乱のなか、社員わずかふたりの仙台の出版社・荒蝦夷が決意したのは、地元の〈声〉を編み、全国へ、そして未来へ発信しつづけることだった。「明日の被災者」へむけた、2011年3月から現在までつづく苦闘の日々の記録。「文庫版エピローグ 2020年」を加えた決定版。解説=柳美里

目次・収録作品

【目次】

はじめに

プロローグ 2011年
 三月一一日午後二時四六分から/神戸の記憶/壊滅とはなにか、復興とはなにか/〈災〉の記憶を記録する

第1章 被災地の出版社 2012年3月〜
 一通の手紙/被災地の続ける力/ラジオの声/神戸で考える「未来への遺産」/仙台︱日常と非日常の狭間で/震災と文学/死者と生者を繋ぐ〈ふるさと怪談〉/名古屋の「くつ塚」/立ち止まる覚悟/鎮魂の編集

第2章 絶望を力に変える 2013年3月〜
 日記/風化に立ち向かう/いま、ここに必要な本/ある記録/地域誌を編む/震災怪談/ちいさな〈声〉があふれている/届かなかったファックス

第3章 瓦礫から本を生む 2013年8月〜
 三度目の夏/黒塚/生き延びるための物語/災害列島の「平和と安全」/写真に残る風景/本の力/〈被災〉の思想/四年目のはじまる前に/我らが読者へ

第4章 底なしの日々 2014年3月〜
 二〇一四年三月一一日/失ったなら、生み出さなければ/砂守勝巳さんとの「再会」/それでも海とともに/神戸へ行く/気仙沼の結婚式/三年六か月

第5章 記録を残し、記憶を継ぐ 2014年9月〜
 沖縄と東北/旧警戒区域へ/変わりゆく町/東北の島尾敏雄/海辺の図書館/四年目の仙台/二〇年目の神戸/被災地の大学との共同作業/宮城県郷土かるた/伊坂幸太郎との対話

第6章 〈被災〉の未来 2015年3月〜
 四年目の三月一一日/慰霊の日に/若者の思い/本を繋ぐ/新しい命へ/「ブックスみやぎ」の閉店/被災地を生きる作家︱熊谷達也/仙台の異邦人︱ネパール大地震/仙石線の全線開通/ネパールと東北/死者と生者の夏/地下鉄に乗って

エピローグ 2016年

文庫版エピローグ 2020年

解説 淋しさの水溜り 柳美里

荒蝦夷ーー2011年3月11日以降の刊行物

著者紹介

土方 正志 (ヒジカタ マサシ)

1962年、北海道生まれ。東北学院大学卒。フリーライター、編集者を経て05年に荒蝦夷を設立。雑誌『仙台学』、『盛岡学』、『震災学』や、「叢書東北の声」シリーズ、伊坂幸太郎『仙台ぐらし』などを刊行。

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