河出文庫 お20-16 NOVA 2023年夏号
- 河出文庫 文庫 / 544ページ
- ISBN:978-4-309-41958-9 / Cコード:0193
- 発売日:2023.04.06
- 定価:1,320円(本体1,200円)
- ○在庫あり
関連情報
内容紹介
完全新作、日本SFアンソロジー。揚羽はな、芦沢央、池澤春菜、斧田小夜、勝山海百合、最果タヒ、斜線堂有紀、新川帆立、菅浩江、高山羽根子、溝渕久美子、吉羽善、藍銅ツバメの全13編。
【収録作品(全13編)】
●池澤春菜「あるいは脂肪でいっぱいの宇宙」
「脂肪死すべし!!!!!!!!!!」絶対痩せないダイエット女子よ、人類を救え。
●高山羽根子「セミの鳴く五月の部屋」
引っ越してきたマンションの部屋には、謎の言葉を告げる訪問者が次々とやってくる。
●芦沢央「ゲーマーのGlitch」
人類の限界を超えた男 vs 絶対王者! 史上最強のホラーアドベンチャーゲームの名勝負。
●最果タヒ「さっき、誰かがぼくにさようならと言った」
ぼくが告げる空虚な愛で生まれる琥珀はなんでこんなに美しいのでしょう。
●揚羽はな「シルエ」
カフェの窓越しに見た、一人娘に生き写しのアンドロイド----シルエ。
●吉羽善「犬魂の箱」
----あの子を助けに、行ってやれないのかなぁ。娘の最期の願いを、からくりの犬は聞き入れた。
●斧田小夜「デュ先生なら右心房にいる」
飼育試験中の宇宙ロバが謎の失踪を遂げた。先生よ、あんたの出番だ。
●勝山海百合「ビスケット・エフェクト」
『2001年宇宙の旅』に、猿がモノリスに触れる場面がありますでしょう? あれですよ。
●溝渕久美子「プレーリードッグタウンの奇跡」
遠い空からやってきたあいつの話をしてやろう。あたしの言葉の意味もいつか理解できる日が来る。
●新川帆立「刑事第一審訴訟事件記録 玲和五年(わ)第四二七号」
死刑執行を傍聴した死刑囚の母は、やむにやまれぬ思いから、ささやかな罪を犯した。
●菅浩江「異世界転生してみたら」
ガガーン。これ……異世界転生! しかも前世はオタクのあたしにこんな超絶チート能力まで。
●斜線堂有紀「ヒュブリスの船」
名探偵が殺人事件の犯人を指摘した直後、犯行前の夕刻に時間が戻った。神の意思なのか?
●藍銅ツバメ「ぬっぺっぼうに愛をこめて」
「お嬢ちゃん、お父さんの病気の治し方を教えよう。これを、ちゃあんと大きくなるまで育ててから食べるのさ」
著者紹介
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