河出文庫 お46-1 ババヤガの夜

ババヤガの夜

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関連情報

【緊急開催】『ババヤガの夜』ダガー賞〈翻訳部門〉受賞記念、王谷晶&サム・ベットによる初のトークイベントが8月15日に決定!

【日本人初のダガー賞受賞】王谷晶『ババヤガの夜』完売店続出、異例の26万部重版、累計32万部を突破。国内外で鳴りやまない賞賛、報道多数。 「文章で世の中に火炎瓶を投げたい」 魂のエッセイを一般初公開!

会場での受賞スピーチを速報! 日本人初の快挙! 王谷晶『ババヤガの夜』が、世界最高峰のミステリー文学賞・ダガー賞〈翻訳部門〉受賞!

快挙!王谷晶『ババヤガの夜』インターナショナル・ダガー賞にノミネート! 冒頭をためし読み公開。

【速報!日本人初の快挙】王谷晶『ババヤガの夜』が、世界最高峰のミステリー文学賞・ダガー賞〈翻訳部門〉を受賞! 翻訳者はサム・ベット。英国推理作家協会が発表。

【英語版が発売前から話題騒然!】王谷晶の話題作『ババヤガの夜』がロサンゼルス・タイムスで「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」に選出!。アメリカ版は、本日7月2日発売。

【異例の最終候補ノミネート!】 王谷晶『ババヤガの夜』が英国推理作家協会(CWA)主催、英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳小説部門の最終候補作に選出! 著者コメント到着。

快進撃が続く日本人女性作家の快挙!王谷晶『ババヤガの夜』が英国推理作家協会(CWA)主催の翻訳ミステリー賞「インターナショナル・ダガー賞」にノミネート。


内容紹介

暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。

世界最高峰のミステリー文学賞
英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳小説部門
ノミネート作


世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション!

ロサンゼルス・タイムズ「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」選出
デイリー・テレグラフ「 スリラー・オブ・ザ・イヤー」選出
「クライム・フィクション・ラバー」最優秀翻訳賞(編集者選)受賞


「めちゃくちゃブッ飛んでて最高に血まみれ、これはヤバかった!
『キル・ビル』とか『ジョン・ウィック』っぽい雰囲気の本を探してるなら、もうこれ一択」
——@thespookybookclub

「怒り、ユーモア、スリル満載」― The Times紙
「激しい暴力と素晴らしい優しさが交互に訪れる」― The Guardian紙
「女の力を描いた、シャープでストイックな物語」― Los Angeles Times紙
「手に汗握る、壊れないスリラー」― Tokyo Weekender
「優しくも怒りに満ちたこの犯罪サーガは、オオタニの次作を待ち望まずにいられない」― Publishers Weekly

暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。
装画:寺田克也/解説:深町秋生

どんどこ血が脈打ってくる。――北上次郎(「本の雑誌」2021年1月号)
まず、この世界を壊せ。話はそこからだ、と作者は言う。――杉江松恋
シスターフッド文学をあらゆる意味で刷新するシスターバイオレンスアクション!――鴻巣友季子
もう一気に読了して最後はナルホド! と唸った。――大槻ケンヂ
友情でも愛情でも性愛でもない、ただ深いところで結ばれたこの関係に、名前など付けられない。――宇垣美里(フリーアナウンサー)

著者紹介

王谷 晶 (オウタニ アキラ)

1981年東京都生まれ。著書に、『ババヤガの夜』、小説集『完璧じゃない、あたしたち』など。

こちらもおすすめ

読者の声

あんじ さん/47歳 女性
一緒に逃げるか?と柳に提案された新道が言う「誰かの何かとして生きるのは無理だ。」がいまだに忘れられない。
私たち女性は、幼児の頃には「素敵な王子様のお妃様になること」、少女期には「学校イチのイケメンの彼女になること」を最上の使命とするフィクションに触れ続け、「(より条件のいい)誰かのなにかになること」が最高の幸せと洗脳されてきた。
それを真っ向から否定する新道の言葉には新しい時代を感じてゾクゾクした。
yg さん/その他
やくざの世界という非日常を舞台に、主要登場人物の「女性」が最初の登場からバチボコに殴り殴られる物語はいままで読んだことがなかったので圧巻の一言に尽きます。それまでの日常から、異世界に引き込まれるようにして裏社会にまろび出る主人公の挙動をつぶさに追うようにしてぐいぐいと読みました。
彼女たちは特定の言葉で定義づけられるような繋がりを持たず、社会においては搔き消えるような揺らぎの中でこの関係を維持して終わることに、言い知れぬ存在感を落としていますが、そのアンカーとなる「私」が、前半と後半で明らかに雰囲気が変わり「いままでは何者かであった私」が「どこの誰かと他人に知られる由もないが、私は私」に変貌する様は不思議と爽やかな読後感がありました。
nk さん/28歳 女性
恐ろしい場面で、私も見たことがある、感じたことがある、と思うことがいくつもありました。
それに立ち向かう力としての暴力が、現実で不可能なことを可能にしていく爽快なフィクションでした。
侮辱的な提案を善意のつもりでされるなんとも言えない不快感が浄化されるような作品でした。
最高です。
テゲ さん/43歳 男性
話題になってたし、試し読みで気になったので、読んでみました。
なんとも言えない境遇で出会った二人。良好とは呼べない関係だったのに、最後には…最初から最後まで、彼女たちの物語でした。
ハッチ さん/44歳 女性
ダガー賞を受賞されたとの事で興味を持ち読み始めましたが、超絶面白かったー!!!!暴力、暴力、暴力!に顔を歪めながらも後半からの怒涛の展開に「わ!そういう事かっ!」っていうのもあったりで(意味がわからなくて何回か読み返したところもある)最高のエンタメ作品だった!映像化して欲しいです!
ヨコモリハナコ さん/女性
久しぶりに、本当に久しぶりにあっという間に読んでしまった。眼の手術をしてからは文庫の字はキツくて、かといって電子書籍はどうにも馴染めず。そんな環境面のあれこれなど、冒頭から吹き飛ばす主人公の力強さ。犬の話が出てきた辺りで、もう彼女を大好きになってた。今まであまりミステリーというジャンルを読んだことが無くて、こういうのもミステリーって言うのか…面白いな…と新しい発見。物語の終わりが、とにかく美しい。依子の手でぎゅうっと心を、いや、頭の中のお花畑を握りつぶされた様な、息を呑む美しさ。王谷さんの他の作品もぜひ読んでみたいと思いました。そう思える作家さんにまた出会えたことを、大変嬉しく思います。
チュロ さん/47歳 女性
物も立場も持たない、追い詰められているはずの人の尊厳の物語として読みました。
めちゃくちゃに喧嘩に強く、自然体な依子と、芯の強い尚子。肉弾戦の描写がとにかくかっこよくて、次第に明らかになる展開にハラハラし。変態ヤクザのおぞましさや情けなさに、うぇ〜と思いながら二人を応援してしまう。ミステリーとかバイオレンス、シスターフッド、いろんな要素がありつつ何かの枠には全然収まらない、最高の小説でした!
ばんねっこ さん/49歳 女性
東京のホテルの1室で見た、王谷さんダガー賞受賞の知らせ。
サカナクションライブの前に書店で購入し、待機中に一気読みしてしまいました。
アクションシーンで自分の憂さ晴らしもしつつ、ハラハラもしたり、最後はそうなるんだと思ったり。
久しぶりに面白い本に出会えた!と思う作品でした。
Zin さん/49歳 男性
※Xより転載

読了!

ババヤガってなんなのか調べてみたら…

ちゃんとストーリーに関わってくる言葉だった

えげつないほどの暴力描写と迫力のアクションにのめり込んでたら…

ダガー賞受賞という事実を思い出させるとんでもない仕掛けに頭をぶん殴られる…!

面白かった!

#ババヤガの夜
#王谷晶

追記

カバーイラストが寺田克也先生なのもたまらねぇ…!
ぽくぽく さん/女性
二回目読んでいろいろ見落としていたことに気づき、三回目でそうかそうなのね、と感じでいます。 「ババガヤ 0」も読んでみたい。
yakoruko さん/65歳 女性
ダガー賞受賞、大量重版おめでとうございます!


血と拳。
女と女と男たち。

追っておいで。どこまでも逃げるから。
見つけてごらん。返り討つから。

あたしたちの心はあたしたちだけのもの。
あたしたちのからだはあたしたちだけのもの。

はじめての感情が私を揺さぶる。


*メルカリ等、高額転売への注意喚起に、河出書房さんの良識を感じました。
王谷さんの次の作品も楽しみにしています。
どんつき団 さん/61歳 男性
読みながら新道依子の過去を詮索しようとすれば殴られそうに、内樹尚子の心中を妄想しようとすれば追いかけられバラされそうになる。
目を覆う間も与えぬ圧倒的な質量の暴力描写。
絶対的な力を持つ一人を"白シャツの男"(選りすぐりの精鋭)たちが支えている裏社会とその対極で生きる表社会の本質の一体どこが違うのだろう?
その中で個人が生き延びるとはどういうことかを何度も激しく問い詰められる一冊。
三毛猫のミー さん/50歳 女性
王谷さんのスピーチを拝読してから手にしました。
血の匂いの薫る文章は読んでいるこちらも血湧き肉躍る感覚でした。
動物は大なり小なり(表に出るか出ないか)の違いはあるものの暴力性を秘めて生きているものだと個人的に思っています。
それを表に出すことでしか生きている感覚を持たない依子に憧れすら覚えました。
何かから一緒に逃げるって魂が繋がらないとできないことなんだな、そんな人と巡り会えた依子と尚子が羨ましくも感じました。
こんなステキな物語に浸れるのはわたしが安全な場所にいるから…
平和を願います。
神野まりな さん/21歳 女性
図書館で読んでから単行本を買い、雑誌と日英電子版に英語版オーディオブックも好きすぎて単体で購入したものです。とにかく素晴らしいの一言なので日本語でのオーディオブック化もお待ちしております!膾のドッグフード化も大好きな訳です!サムさんにも拍手を!
kirika さん/57歳 女性
とにかく胸躍るアクション小説でした。暴力に惹かれ鍛えてきた新道と父に理想を押し付けられて暮らす尚子。二人がイカれたヤクザたちをなぎ倒して脱出する姿にスッキリしました。そして鮮やかに世界がぐるっと回る感じを是非体験してほしいです。
ばさら さん/40歳 女性
一気読み必至の面白さは間違いないとして・・・
これまで、『フィクションの中に私の居場所はないんだよなぁ』と漠然とした疎外感を感じていた自分が、腹の底から『これが読みたかったんだよ』と思える物語でした。美しいブロマンスとして描かれがちな任侠の世界を舞台にしたのも、ラストシーンでいっそう納得させられます。
主人公の依子や尚子のような若い女性だけでなく、私のような中高年女性にこそ読んでいただきたいです。
紅茶色の猫 さん/51歳 女性
5年前、『文藝』に掲載されたときに一気読みしました。そして、単行本化されたときに、何冊か購入して人に配りました。
『ババヤガの夜』には、「この作品を読んで欲しい」と思わせる異様な力がありました。
王谷晶先生と金田淳子先生のイベントに参加して、サインをいただいたのもよい思い出です。文庫化しても熱は冷めず、購入しました。
今も、ラストシーンの鮮やかさは忘れられません。今も、スーパーのショッピングカートを見ると、「ここに乗るくらい、尚子さんは華奢な人であったのだ」と思うのです。

このたびはダガー賞受賞、おめでとうございます。
これからも王谷先生の新作を楽しみにしております。
もちた さん/26歳 女性
今まで読んだ中で1番興奮しながら読んだかもしれません。最初から最後まで2人がかっこよく、ヤクザたちがダサくって現実世界の差別や家父長制への怒りも抱き込みながら、心の中で拳をあげて読んでいました。(何度もうわ!!え!!と呟きながら通しで2回読みました)燃え上がってスカッとする終わりでは無いのも大好きです。
賞を取られることでもっと色んな人がババヤガの夜を知り、このお話を必要としている人に届くであろうことが、一読者の身ながら嬉しいです。本当におめでとうございます。私も微力ながらおすすめの本を聞かれたらババヤガの夜読んで!!!と言いまわり、バイオレンス系が苦手な母もめちゃ痛いところあったけど読むの止められず全部読んじゃった!!と興奮気味でした。映画化求!!!!!これからもご無理のないよう、ご活躍楽しみながら追い続けられたらなと思っております。
六路木陸斎 さん/男性
アクションシーンはカッコよかったし展開に意表を突かれたりで楽しく読んだ。バイオレンスな作品に面白さと同時に後ろめたさを感じる良識もそのうち身につけたい。
にゃあ さん/35歳 女性
ダガー賞ノミネートされたタイミングで興味を持ち読みました
こういった暴力世界を、女性が描くんだという感動と衝撃たるや
この世界が平和であるために、もっと理不尽な暴力を書いてほしいです
今井康絵 さん/55歳 女性
血が沸騰しました。
疾走感が半端なく、描写がとにかくカッコいい!
緊張感のある文体も好きです。
主人公のように大きく強く生まれたかったと思いました!最初から最後までかっこいい!
映像が韓国ノワールのように頭に浮かびました。
とにかく読んで欲しい一冊です。
ひろ さん/60歳 女性
自分の中にあったもやもやを晴らしてくれるものに出会えた!と思いました。
こんな歳になりましたが、やっと自分を肯定できそうです。

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