河出文庫 あ39-1 ジャクソンひとり

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内容紹介

東京のジムで働くジャクソンは、QRコードから拡散されたポルノ動画の男と噂される。真相を探り始めると自分そっくりな3人の男に出会い…第59回文藝賞受賞、芥川賞作家デビュー作。解説=島本理生

芥川賞作家・安堂ホセ
文藝賞受賞のデビュー作、待望の文庫化!

スポーツブランドの社内ジムで働くジャクソンは、着ていたTシャツのQRコードからポルノ動画が拡散され、その動画に映
る男ではないかと噂される。真相を探り始めると、自分そっくりな3 人の男に出会い……東京に生きるブラックミックスたちの鮮やかな逆襲劇。
解説=島本理生

\絶賛の声、続々!!/
ジャクソンが口にする「俺に気分があっちゃダメですか?」という台詞は物語を超えて読み手に問いかける。相手の立場がマイノリティーであるほど、私たちは一貫した主義主張と正しさを求めていないかと。
――島本理生(文庫解説・第59回文藝賞選考委員)

他者を個人として扱えば「はっきり敵とみなす勇気」が持てず、でも集団として見なせば容易に憎め、蔑め、殺すこともできる。それが私たちの生きる社会だと実感させられた。
――角田光代(第59回文藝賞選考委員)

こんなふうに分裂と統合を繰り返す快感と恐怖を同時に味わえる小説を、他に知らない。
――金原ひとみ

身体によって安易にカテゴライズされながらも、自分自身のその身体で生きて他者と出会うことが、痛みから生み出される言葉で描かれている。
――柴崎友香

ゲリラ戦を思わせる活劇の中で、増殖するジャクソンたちの意識の流れがリズムよく絡み、ドライブ感を高めてゆく。
――島田雅彦

本作が切り拓いた日本語文学の新しい可能性をこそ、私は評価したい。
――平野啓一郎

からっと明るい文章の中には浸食するような絶望があって、苦しい気持ちにさせられる。偏見に鋭く切り込んだ内容もさることながら、その描き方も面白い。
――斜線堂有紀

凄い小説で、本読みに強くおすすめしたい。「今までこんな話読んだことなかった!」と、「なぜ今までこんな話を読むことができなかったのか(その理由の背景に自分もいるはずじゃないか)」という思いでぐるぐるになる。
――王谷晶

著者紹介

安堂 ホセ (アンドウ ホセ)

1994年、東京都生まれ。2022年『ジャクソンひとり』で第59回文藝賞を受賞しデビュー。2025年1月『DTOPIA』で第172回芥川賞を受賞。他の著書に『迷彩色の男』がある。

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