全集・シリーズ いつかあなたに出会ってほしい本 面白すぎて積読できない160冊

いつかあなたに出会ってほしい本

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内容紹介

共同通信社・文芸記者の連載「本の世界へようこそ」を書籍化。読み継がれる名作小説から異世界へ誘う傑作、世界の極上な物語、詩歌まで。読み始めたら止まらない160冊を紹介!

目次・収録作品

【目次】


はじめに──作家の言葉

第1章 読み継がれるのには訳がある

1 人食い虎になった男の物語──『山月記』中島敦
2 私は淋しい人間です──『こころ』夏目漱石
3 ささやかな生が輝く──『ザボンの花』庄野潤三
4 絵を踏むときの痛み──『沈黙』遠藤周作
5 没落貴族の悲痛な心情──『斜陽』太宰治

●もっと読みたい
『高瀬舟』森鷗外/『小泉八雲集』小泉八雲、上田和夫訳/『恩讐の彼方に』菊池寛/『個人的な体験』大江健三郎/『笹まくら』丸谷才一/『楢山節考』深沢七郎/『誘惑者』高橋たか子/『ナラ・レポート』津島佑子/『思い出トランプ』向田邦子/『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治/『蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ』芥川龍之介/『パニック・裸の 王様』開高健/『海炭市叙景』佐藤泰志/『乙女の密告』赤染晶子/『箱男』安部公房
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第2章 異世界を歩く いつかあなたに出会ってほしい本

1 美しく、残酷な物語──『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ、土屋政雄訳
2 型破りで自由で痛快で──『日本アパッチ族』小松左京
3 読みたい本を読むために──『図書館戦争』有川浩
4 唯一の役割は子を産むこと──『侍女の物語』マーガレット・アトウッド、斎藤英治訳
5 今、自由を手にしているか──『一九八四年』ジョージ・オーウェル、高橋和久訳

●もっと読みたい
『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、宇野利泰訳/『時をかける少女』筒井康隆/『蒲生邸事件』宮部みゆき/『ボッコちゃん』星新一/『マイナス・ゼロ』広瀬正/『スローターハウス 』カート・ヴォネガット・ジュニア、伊藤典夫訳/『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック、浅倉久志訳/『茶色の朝』フランク・パヴロフ、ヴィンセント・ギャロ絵、藤本一勇訳/『密やかな結晶』小川洋子/『焰』星野智幸
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第3章 詩歌の言葉にノックアウト

1 心のシャッター切るように──『サラダ記念日』俵万智
2 本当のことだけを決然と──『石垣りん詩集』石垣りん
3 心が伸びやかになる──『新川和江詩集』新川和江
4 沈黙するための言葉──『石原吉郎詩文集』石原吉郎
5 イマジネーションの跳躍──『みすゞと雅輔』松本侑子

●もっと読みたい
『寺山修司詩集』寺山修司/『智恵子抄』高村光太郎/『草野心平詩集』草野心平/『自選 谷川俊太郎詩集』谷川俊太郎/『山頭火句集』種田山頭火/『茨木のり子詩集』茨木のり子、谷川俊太郎選/『一握の砂・悲しき玩具』石川啄木/『吉野弘詩集』吉野弘/『ひねくれ一茶』田辺聖子/『みだれ髪』与謝野晶子、今野寿美訳注
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第4章 旅があなたを鍛える

1 解き放たれていく旅──『深夜特急』沢木耕太郎
2 小さな声に耳を傾ける──『インパラの朝』中村安希
3 真の闇と本物の太陽──『極夜行』角幡唯介
4 寂寥感漂う漂泊の文学──『道行きや』伊藤比呂美

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『どくとるマンボウ航海記』北杜夫/『もの食う人びと』辺見庸/『ぼくの出会ったアラスカ』星野道夫/『ドリトル先生航海記』ヒュー・ロフティング、井伏鱒二訳/『それでもわたしは山に登る』田部井淳子/『八月の六日間』北村薫/『時刻表 2万キロ』宮脇俊三
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●コラム① 会う前は不安ではち切れそうだった


第5章 人も社会も多様性に満ちている

1 世界中の人たちに伝えたい──『戦争を取材する』山本美香
2 ずっと変わった人だった──『世界を、こんなふうに見てごらん』日髙敏隆
3 命を大切にする憲法をつくる──『1945年のクリスマス』ベアテ・シロタ・ゴードン、平岡磨紀子構成・文
4 損な役回り引き受ける──『しんがり』清武英利
5 読者のため、闘いに挑む──『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』佐々涼子

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『聞く力』阿川佐和子/『天、共に在り』中村哲/『辞書になった男』佐々木健一/『謝るなら、いつでもおいで』川名壮志/『科学は、どこまで進化しているか』池内了/『誘拐』本田靖春/『こんな夜更けにバナナかよ』渡辺一史/『沈黙の春』レイチェル・カーソン、青樹簗一訳/『美は乱調にあり』瀬戸内寂聴/『ボタニカ』朝井まかて
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●ミニコラム① A4の紙に13枚


第6章 芸術の深淵に触れる

1 命の気配、命の予感──『蜜蜂と遠雷』恩田陸
2 風景は心の祈り──『日本の美を求めて』東山魁夷
3 描かずにはいられない──『月と六ペンス』サマセット・モーム、金原瑞人訳
4 のたうち回って生きる──『眩』朝井まかて
5 人生が立ち上がる瞬間──『羊と鋼の森』宮下奈都

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『奇蹟の画家』後藤正治/『楽園のカンヴァス』原田マハ/『チューバはうたう』瀬川深/『手鎖心中』井上ひさし/『非道、行ずべからず』松井今朝子/『絵のある自伝』安野光雅/『渦』大島真寿美
●もっともっと読みたい
●コラム② 「僕が調べなかったら永遠に埋もれていた」


第7章 読み始めたら止まらない

1 どこからでもやり直せる──『ペテロの葬列』宮部みゆき
2 偽りの親子の切ない逃避行──『八日目の蟬』角田光代
3 目の前の仕事に誇りを持つ──『64(ロクヨン)』横山秀夫
4 いま、ここで、仲間と──『神様からひと言』荻原浩
5 驚くべき手口と執念──『破獄』吉村昭

●もっと読みたい
『天地明察』冲方丁/『夜のピクニック』恩田陸/『オリンピックの身代金』奥田英朗/『凍える牙』乃南アサ/『下町ロケット』池井戸潤/『掏摸(スリ)』中村文則/『となり町戦争』三崎亜記/『蟬しぐれ』藤沢周平/『舟を編む』三浦しをん/『邂逅の森』熊谷達也/『銀河鉄道の父』門井慶喜/『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子/『グロテ スク』桐野夏生/『夢見る帝国図書館』中島京子
●もっともっと読みたい
●ミニコラム② デビュー時に話を聞く


第8章 豊かに流れる子どもの時間

1 本当にいるような気がして──『だれも知らない小さな国』佐藤さとる
2 針金のように立ち上がる髪──『マイマイ新子』髙樹のぶ子
3 少年の心情を写し取る──『しろばんば』井上靖
4 現実と異世界をつなぐ傘──『霧のむこうのふしぎな町』柏葉幸子
5 互いを思って勇気をふるう──『点子ちゃんとアントン』エーリヒ・ケストナー、池田香代子訳

●もっと読みたい
『ぼくのメジャースプーン』辻村深月/『五少年漂流記』ジュール・ヴェルヌ、波多野完治訳/『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦/『銀の匙』中勘助/『幼ものがたり』石井桃子/『Masato』岩城けい/『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル、河合祥一郎訳/『秘密の花園』フランシス・バーネット、土屋京子訳/『少年動物誌』河合雅雄/『宝島』スティーヴンスン、海保眞夫訳/『オズの魔法使い』ライマン・フランク・ボーム、麻生九美訳/『クローディアの秘密』E・L・カニグズバーグ、松永ふみ子訳
●コラム③ 庭を見に行く


第9章 外国の物語に浸る

1 悲しくて、美しい友情──『老人と海』ヘミングウェイ、福田恆存訳
2 痛烈な風刺、人間への絶望──『ガリヴァ旅行記』ジョナサン・スウィフト、中野好夫訳
3 これは私のことだ──『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ、斎藤真理子訳
4 問い突きつける犯罪小説──『罪と罰』ドストエフスキー、亀山郁夫訳

●もっと読みたい
『変身』フランツ・カフカ、高橋義孝訳/『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ、小川高義訳/『虫とけものと家族たち』ジェラルド・ダレル、池澤夏樹訳/『若草物語』オルコット、麻生九美訳/『星の王子さま』サン テグジュペリ、河野万里子訳/『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ、くぼたのぞみ訳/『鉄の時代』J・M・クッツェー、くぼたのぞみ訳/『桜の園』アントン・チェーホフ、小野理子訳/『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ、土屋政雄訳/『贖罪』イアン・マキューアン、小山太一訳/『外套・鼻』ゴーゴリ、平井肇訳/『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフ、沼野恭子訳
●もっともっと読みたい
●ミニコラム③ 最後の手紙


第10章 文学という愉楽

1 優しくて、泣きたくなる──『博士の愛した数式』小川洋子
2 生の悲しみが胸を打つ──『雪の練習生』多和田葉子
3 別れの痛みを乗り越える──『ひとり日和』青山七恵
4 世界の正常な部品になる──『コンビニ人間』村田沙耶香

●もっと読みたい
『雪沼とその周辺』堀江敏幸/『きことわ』朝吹真理子/『冬の旅』辻原登/『告白』町田康/『呪文』星野智幸/『東京自叙伝』奥泉光/『マシアス・ギリの失脚』池澤夏樹/『離陸』絲山秋子/『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子/『百年泥』石井遊佳/『JR上野駅公園口』柳美里/『真鶴』川上弘美/『ある男』平野啓一郎/『飛族』村田喜代子/『高架線』滝口悠生/『人質の朗読会』小川洋子
●もっともっと読みたい

おわりに──「本の虫」というほどではないけれど

『いつか君に出会ってほしい本』『いつかあなたに出会ってほしい本』索引

著者紹介

田村 文 (タムラ アヤ)

1965年生まれ。89年共同通信社に入社。大阪支社社会部、長野支局、本社社会部などを経て文化部。現在は編集委員室編集委員。共編著書に『マスコミ・セクハラ白書』、単著に『いつか君に出会ってほしい本』。

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