河出新書 -031 クローズアップ藝大

クローズアップ藝大

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内容紹介

「最後の秘境(?)」東京藝術大学に潜む「芸術家&専門家」に、国谷裕子がクローズアップ! 今こそ社会に芸術を!! 閉塞した現代を切り拓く最後の鍵=芸術の無限の可能性に迫る。

「国谷さん、〈クローズアップ藝大〉をやりませんか?」
クリエイティブディレクター・箭内道彦の言葉から、すべては始まった。
インタビューの相手は、「最後の秘境(?)」東京藝術大学に蠢(うごめ)く「芸術家&専門家」たち。
芸術家の想像の源は何なのか?
芸術家はいかにして芸術家になったのか?
その眼差しの先に何を見て、学生たちに、社会に何を伝えようとしているのか?
分断され閉塞した現代社会を今、「芸術=アート」が切り開き、オルタナティブを提示する。
今こそ、社会に、芸術を!
東京藝術大学で国谷さんと考える、芸術=アートの無限の可能性!!

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「少し前に話題になった藝大についての本のタイトルは「最後の秘境 東京藝大」でした。多くの方からは遠い存在、浮世離れしたイメージをいまだに持たれている藝大。社会との隔たりはまだ大きいようです。その隔たりを埋めることができ、アート思考を求める社会の動きと藝大との多様なコラボレーションが実現すれば、どんな化学反応が起きるだろうか。こうした“野望”も抱きつつ、私は、この企画に臨みました。」(国谷裕子「はじめに」より)

「二〇二〇年、新型コロナウイルスは、人と人の間に無数の線を引きました。国境に、人種に、職種に、貧富に、経済に、イデオロギーに。感染拡大防止のための物理的ディスタンス以上の分断を作りました。人々が初めて経験する不安と苛立ちの中、ドイツの文化相は、『アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在』と早くに断言しました。イギリスの首相は『イギリスの文化事業は、この国の脈打つ心臓』と言い切りました。この国においても、今だからこそ、芸術にできること、芸術にしかできないこと、芸術がやらなければならないことは、数多くあります。ここ数百年の中で、人類が芸術を最も必要とするタイミングが現在なのだとも思います。」(箭内道彦「終わりに」より)

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目次・収録作品

【目 次】

はじめに 国谷裕子

Ⅰ 国谷裕子のクローズアップ藝大
  ・01 ×大巻伸嗣(美術学部彫刻科教授)「予定調和を壊す」
  ・02 ×菅英三子(音楽学部声楽科教授)「人間としてどう生きるか」
  ・03 ×山村浩二(大学院映像研究科アニメーション専攻教授)「この世界の真実を知りたい」
  ・04 ×前田宏智(美術学部工芸科(彫金)教授)「手を動かして物を作る、それが人間の原点」
  ・05 ×江口玲(音楽学部器楽科(ピアノ)教授)「世界にただ一人しかいない自分がどう表現するか」
・06 ×黒沢清(大学院映像研究科映画専攻教授)「感動の瞬間を追い求め、作り続ける」
・07 ×熊倉純子(大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻教授)「誰でも芸術と出会える社会を目指して」
  ・08 ×黒川廣子(大学美術館教授)「『芸術』の伝え手」
・09 ×小沢剛(美術学部先端芸術表現科教授)「時代の中で生きる、消費されるだけでなく」
・10 ×日比野克彦(美術学部先端芸術表現科教授)「芸術と社会の新しいチャンネルを作る」
・11 高木綾子(音楽学部器楽科(フルート)准教授)「『この人の演奏を聴きたい』と言われたい」
  ・12 箭内道彦(美術学部デザイン科教授)「オルタナティブを常に考える」
Ⅱ 国谷裕子が東京藝術大学で「藝大」を学びながら、「教育」と「アート」と「社会」を考える
・東京藝術大学の先生に共通する「開通体験」
・東京藝術大学で「何」を学ぶのか?
・「アート」によってつながる「社会」
・SDGs(持続可能な開発目標)の実現のために
・分断される社会とダイバーシティ

おわりに 箭内道彦

著者紹介

国谷 裕子 (クニヤ ヒロコ)

大阪府生まれ。93年から2016年まで「クローズアップ現代」キャスターを務める。98年放送ウーマン賞、02年菊池寛賞、11年日本記者クラブ賞、16年ギャラクシー賞特別賞を受賞。現在、東京藝術大学理事。

東京藝術大学 (トウキョウゲイジュツダイガク)

公式ホームページ:https://www.geidai.ac.jp/

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