河出新書 -045 鎌倉殿と13人の合議制

鎌倉殿と13人の合議制

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内容紹介

源頼朝亡き後、家督を継いだ頼家の代に導入された「13人の合議制」とは何だったのか。頼朝以前にさかのぼって鎌倉幕府の本質を明らかにしながら、北条時代への移行期の真相に迫る。

源頼朝が急死した後、武家の棟梁の座を継いだ頼家。
その代に導入された「13人の合議制」とはいったい何だったのか。
関東の秩序と地理、文官の役割、頼朝をめぐる女性たち、朝廷との距離感、北条氏の思惑……
頼朝以前にさかのぼって鎌倉幕府の本質を明らかにしながら、武士政権というそれまでにない権力体、新しい世の始まりをリアルに描き出す。
NHK大河ドラマがもっと面白くなる、東京大学史料編纂所教授の白熱講義!

目次・収録作品

序 章 鎌倉幕府とは何か
なぜ関東に武士の権力が生まれたのか/京都からの独立か、併存か/武力を武力として行使しなかった頼朝 ……


第一章 「13人の合議制」とは何かを考えるために
「身分」の上下感覚/やはり朝廷の存在は大きかった/名門の血の利用価値/房総半島は川の向こうの別天地/北関東の立ち位置/鍵は文官にあり/女性の縁が人材をつなぐ ……

第二章 頼朝以前 
頼朝はなぜ義朝を尊敬するのか/義朝が築いたリーダーの原理/『源威集』のフィクション性/源氏を裏切った家/兄弟で争うことが源氏の伝統 ……

第三章 鎌倉幕府の成立
尊氏も、家康もやってない「文官起用」/文と武、どちらが偉いとされていたのか/文官を握る者が鎌倉を制す/有力武士の動員可能兵力/なぜ上総広常は殺されたのか ……

第四章 「13人の合議制」の真実 
二代将軍源頼家登場/なぜ頼家は支持されなかったのか?/13人の横顔/女性の縁で繫がる文官たち/ 鍵となる「曽我兄弟の仇討ち」/突然表舞台から消える有力御家人 ……

第五章 そして内乱へ
そもそもメンバーを選んだのは誰か/人望がなさ過ぎた男/圧倒的に格上だったはずの比企/北条政権の対朝廷政策/御家人の総意で退場する源氏将軍 ……

著者紹介

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)

1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。博士(文学)。専攻は日本中世政治史、古文書学。『上皇の日本史』『壬申の乱と関ヶ原の戦い』『日本史のツボ』『新・中世王権論』など。

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