河出新書 -044 ミャンマー金融道 ゼロから「信用」をつくった日本人銀行員の3105日
- 新書 新書 / 224ページ
- ISBN:978-4-309-63146-2 / Cコード:0234
- 発売日:2021.12.28
- 定価:935円(本体850円)
- ○在庫あり
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- 毎日
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内容紹介
47歳で初めての海外・ミャンマーに赴任したサラリーマンが、金融制度のない現地で、自ら動いて法整備を進め、現地銀行のCOOになったーー現状に甘んじず学び、交渉し、前線を担うには?
通貨や銀行が信じられていない国で、
たった一人で企業や官庁を訪ね歩いて、
中小企業のための信用保証制度をつくりあげ、
さらにはミャンマー地場銀行のCOOを務めることとなった、
日本人銀行員の2013年から2021年までの記録。
2013年、ミャンマーが民主化へと舵を切り始めた頃、
英語もミャンマー語も話せないまま、47歳で初めての海外赴任。
ミャンマーの伝統的な衣装・ロンジーを身にまとい、
時には、英作文ノートをそのまま読み上げて、財務副大臣の心をつかみ、
時には、「外国人が初めて来た」と言われるような町の工場を訪ねる……。
前ミャンマー特命全権大使・樋口建史氏、推薦!
「ロンジー姿の泉氏に不退転の覚悟を感じていた。
ミャンマーに根を下ろした氏の融資制度は、クーデタ下を耐え抜くはずだ。」
目次・収録作品
【目次】
はじめに
第一章 「これから面白くなる」と言われたミャンマーへ
突然の異動内示/なぜ私がミャンマーに?/たったひとりのプロジェクトチーム/初めての海外出張/ミャンマーの金融事情/銀行と通貨を信用しないミャンマー人/マウン・マウン・テイン財務副大臣との出会い/よく食べたミャンマー名物モヒンガ/あわやプロジェクト消滅?/三つのゴール/スーチー氏との面談/ミャンマー赴任
第二章 まずは制度を
張りきった矢先に待っていたもの/めざせトリリンガル/見切り発車の商品リリース/僧院での日本語講師体験/日本語スピーチコンテスト/保守的なミャンマー中央銀行/初めての東京出張と運命の出会い/門間氏のアドバイス/革命的な商品変更/意外な「友達」からのメッセージ/古都での久しぶりの再会/暗いトンネルの先に光が見えた
第三章 日本人銀行員、法をつくる
政権交代の影響/中小企業メンバーカードの活用/講師業に明け暮れる日々/念願の第一号案件/大使館のアシスト/CB銀行からの要望/草の根の個別訪問/融資トラブルの発生/法案策定委員会への参加/地方出張のダメージ/北の果てまで/ミャンマー信用保証協会法のドラフト/はらわたが煮えくり返る「事件」/ついに中銀が理解を示した!
第四章 「実ばかりCEO」の格闘
三井住友銀行との別れ/ミャンマー版住宅金融公庫への転職/「実ばかりCEO」の所信表明/ミッションは中期経営計画の策定/かつての中期経営計画に対する違和感/手入力だからわかることがある/提出とフィードバックを繰り返した四週間/初めてのKPI設定/数字が教えてくれること/自己資本比率五〇%以上という「超優良値」の意味するもの/当行初のインフラストラクチャー融資
第五章 地場銀行のCOOとなる
遂にCOOになった!/担保主義という壁/ミャンマーの住宅ローン事情/中銀通達がまねいた大混乱/昇格・昇給のない組織/役員会はつらいよ/「飲みニケーション」は案外万能である/ブリッジローンの爆発的増加/コロナ禍の影響/突然の帰国と権限移譲/進むデジタル化/人間関係は難しい/オンライン教師事始め/COO解任
終章 クーデターの傷跡
待ち受ける金融破綻/クーデターで失ったものの大きさ/復興を信じて
あとがき
はじめに
第一章 「これから面白くなる」と言われたミャンマーへ
突然の異動内示/なぜ私がミャンマーに?/たったひとりのプロジェクトチーム/初めての海外出張/ミャンマーの金融事情/銀行と通貨を信用しないミャンマー人/マウン・マウン・テイン財務副大臣との出会い/よく食べたミャンマー名物モヒンガ/あわやプロジェクト消滅?/三つのゴール/スーチー氏との面談/ミャンマー赴任
第二章 まずは制度を
張りきった矢先に待っていたもの/めざせトリリンガル/見切り発車の商品リリース/僧院での日本語講師体験/日本語スピーチコンテスト/保守的なミャンマー中央銀行/初めての東京出張と運命の出会い/門間氏のアドバイス/革命的な商品変更/意外な「友達」からのメッセージ/古都での久しぶりの再会/暗いトンネルの先に光が見えた
第三章 日本人銀行員、法をつくる
政権交代の影響/中小企業メンバーカードの活用/講師業に明け暮れる日々/念願の第一号案件/大使館のアシスト/CB銀行からの要望/草の根の個別訪問/融資トラブルの発生/法案策定委員会への参加/地方出張のダメージ/北の果てまで/ミャンマー信用保証協会法のドラフト/はらわたが煮えくり返る「事件」/ついに中銀が理解を示した!
第四章 「実ばかりCEO」の格闘
三井住友銀行との別れ/ミャンマー版住宅金融公庫への転職/「実ばかりCEO」の所信表明/ミッションは中期経営計画の策定/かつての中期経営計画に対する違和感/手入力だからわかることがある/提出とフィードバックを繰り返した四週間/初めてのKPI設定/数字が教えてくれること/自己資本比率五〇%以上という「超優良値」の意味するもの/当行初のインフラストラクチャー融資
第五章 地場銀行のCOOとなる
遂にCOOになった!/担保主義という壁/ミャンマーの住宅ローン事情/中銀通達がまねいた大混乱/昇格・昇給のない組織/役員会はつらいよ/「飲みニケーション」は案外万能である/ブリッジローンの爆発的増加/コロナ禍の影響/突然の帰国と権限移譲/進むデジタル化/人間関係は難しい/オンライン教師事始め/COO解任
終章 クーデターの傷跡
待ち受ける金融破綻/クーデターで失ったものの大きさ/復興を信じて
あとがき
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