河出新書 -61 一神教全史 上 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の起源と興亡

一神教全史 上

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内容紹介

そもそも宗教とは何かと問いつつ、一神教の歩みを辿る宗教思想史講義。古代ユダヤ社会における一神教発生から、キリスト教の展開、ローマ帝国の興亡、イスラム教の形成、十字軍までを描く上巻。

一神教が世界史を創った!
宗教とは何か? それは、共同体を作り上げるために必要とされる「フィクション」である。
そして世界史は、一神教的な信仰を基盤として築かれた共同体が、
段階的に構造を変化させることによって形成されてきた。
宗教の基礎を的確に捉えた上で、一神教の思想史を縦横に語る圧巻の講義録。
まず上巻では、ユダヤ民族が困難な境遇のなかから唯一神の信仰を案出した過程、
世界宗教としてのキリスト教の成立、ローマ帝国やゲルマン系諸族との関係性、
イスラム教の出現と拡大、カトリック的教皇主権体制の確立について論じられる。

「「一神教は共同体を作り上げるためのフィクション」という一貫した観点によって描かれた観念の興亡史。
古代宗教に端を発するこの基本設定は、曲折を経て現代にも引き継がれている。
「信教の自由」と「政教分離」の関係もこの認識を踏まえなければ理解できないだろう。」
――宮崎哲弥(評論家)

目次・収録作品

第1講 イントロダクション
――宗教思想史の正当な理解を求めて
第2講 ユダヤ教の歴史①
――原初の遊牧生活からダビデ王の治世まで
第3講 ユダヤ教の歴史②
――王国の発展からバビロン捕囚まで
第4講 キリスト教の発端
――イエスの福音とパウロの教会論
第5講 キリスト教とローマ帝国の関係
――エウセビオスの政治神学、アウグスティヌスの神国論
第6講 西ヨーロッパのキリスト教化
――教皇制と修道制の形成、カール大帝の宗教政策
第7講 イスラム教の歴史①
――ムハンマドの生涯と思想
第8講 イスラム教の歴史②
――イスラム帝国の形成
第9講 中世ヨーロッパにおける教皇主権の理念
――神聖ローマ帝国の成立から十字軍まで

著者紹介

大田 俊寛 (オオタ トシヒロ)

1974年生まれ。宗教学・思想史専攻。博士(文学)。現在、埼玉大学非常勤講師。『グノーシス主義の思想』『オウム真理教の精神史』『現代オカルトの根源』『宗教学(ブックガイドシリーズ基本の30冊)』など。

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