河出新書 -093 「死」を考える

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内容紹介

本書は、死んだらどうなるのかを説く本ではない。幼少期病弱であった原体験、僧侶として多くの人の死に寄り添ってきた経験から、死とは何か、自分とは何か、そしてどう生きるかを問う一冊。

【恐山の禅僧が、現代に「死」を問い直す】

自分とは何か。
そして、どう生きるか――。

仏教の枠を超え
真正面から
「死」を問い続けることで
その輪郭が浮かび上がる。

本書は、死とは何かという根本的な問いに
正面から向き合おうとする試みである。
小児喘息で死と隣り合わせだった幼少期の原体験や、
僧侶として多くの人の死に寄り添ってきた経験を踏まえ、
死とは何か、自分とは何か、そしてどう生きるかを問う一冊。
死と向き合い続けることで、
苦しくてもどうにか生きていくための手がかりが見えてくる。


【目次】

第1章 「死」を問う
第2章 人は死をどう捉えているのか
第3章 どうすれば、死を受け容れられるのか
第4章 生きるとは、死につつあることである
第5章 他者の死と向き合う
第6章 遺された者と死者との関係を考える
第7章 仏教は死をどう捉えてきたか
第8章 死をめざして生きる


【著者プロフィール】
南 直哉(みなみ・じきさい)
禅僧。青森県恐山菩提寺院代、福井県霊泉寺住職。1958年長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、大手百貨店勤務を経て、1984年出家得度。曹洞宗大本山・永平寺での修行生活を経て、2005年より恐山へ。2018年、『超越と実存』(新潮社)で第17回小林秀雄賞を受賞。著書に『苦しくて切ないすべての人たちへ』(新潮新書)、『正法眼蔵 全 新講』(春秋社)など多数。

著者紹介

南 直哉 (ミナミ ジキサイ)

禅僧。恐山菩提寺院代、霊泉寺住職。1958年長野県生まれ。1984年、出家得度。曹洞宗大本山・永平寺での修行生活を経て、2005年より恐山へ。2018年、『超越と実存』で小林秀雄賞受賞。著書多数。

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