全集・シリーズ 4 文芸のなかの怪異・妖怪

4 文芸のなかの怪異・妖怪

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内容紹介

怪異・妖怪研究は今世紀に入っても大きな進展を遂げている。2000年以降発表のものを中心に、今後の研究に不可欠な重要論考を精選。文学・美術の観点を取り上げる第4巻。

霊鬼、狐、土蜘蛛、場所の怪異……
説話の深き森に分け入る――
妖怪があまたうごめく物語世界
これからの研究に不可欠な論考・集成した特選アンソロジー!


●目次●

総論 文芸のなかの怪異・妖怪(伊藤慎吾)

【Ⅰ 霊鬼の造形】
女の幽霊・再考――「九相図」から「幽霊画」へ(田中貴子)
子抱き幽霊図の原風景――産死供養の図像(堤 邦彦)
悪路王退治譚――『鈴鹿の物語』における鬼退治譚の素材と構成方法(安藤秀幸)
近世前期の雪女像(星 瑞穂)

【Ⅱ 狐】
狐火伝承と俳諧(久留島 元)
『玉藻の草紙』と犬追物起源譚(伊藤慎吾)
玉藻前と照魔鏡――『絵本三国妖婦伝』と『画本玉藻譚』における「狐妖退治」の形成をめぐっ(馮 超鴻)

【Ⅲ 土蜘蛛】
上代の土蜘蛛――その宗教性を中心に(山﨑かおり)
『土蜘蛛草紙絵巻』の仕掛け(徳田和夫)

【Ⅳ 場所の怪異】
『今昔物語集』巻二十七第五話「冷泉院水精成人形被捕語」考――怪異の正体を中心に(崔 鵬偉)
日本近世文学の中における「城郭の怪異」――版本や近世実録などの写本からうかがえるもの(菊池庸介)
西尾維新『化物語』における「怪異の場所」の視覚化――原作とアニメーション作品を比較して(飯倉義之)

解題(伊藤慎吾)

著者紹介

小松 和彦 (コマツ カズヒコ)

1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。『妖怪文化入門』『妖怪学新考』『異界と日本人』『聖地と日本人』など著書多数。

伊藤 慎吾 (イトウ シンゴ)

弘前学院大学文学部教授。専門は〈古典と現代〉をテーマにした妖怪学。博士(学術)。『南方熊楠と日本文学』『擬人化と異類合戦の文芸史』『中世物語資料と近世社会』など。

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