雑誌 文藝 2024年夏季号
- 雑誌 A5 / 504ページ
- 発売日:2024.04.06
- 定価:1,540円(本体1,400円)
- ○在庫あり
関連情報
内容紹介
特集1「世界はマッチングで廻っている」桜庭一樹×斜線堂有紀、木下龍也×俵万智・対談:安堂ホセ×鳥飼茜/特集2 ガザへの言葉/創作:山下澄人、向坂くじら、早助よう子、小川哲
◎創作
向坂くじら「いなくなくならなくならないで」
高校時代に死んだはずの親友・朝日。時子はずっと会いたかった彼女からの電話に驚喜
するが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き――。才あふれる詩人、注目の初小説!
山下澄人「わたしハ強ク・歌ウ」
ママが書いたノート。パパが残した数冊の本。ママのパパが書いた紙の切れ端。それらをつか
ってわたしはこれを書いた。野蛮にして異次元の〝自由〟へ――山下澄人の新たな地平。
早助よう子「天一坊婚々譚」
「ひとつ花嫁のエキスパートになってやりましょう」。山育ちの十四歳の私は、先生も生徒も
おかしな人ばかりの都会の花嫁学校で、クラスメイトに思いを寄せてしまい――。
*
【緊急企画 ガザへの言葉 #CeasefireNOW】
◎特別掲載
アダニーヤ・シブリー 田浪亜央江 訳「かつて怪物はとても親切だった」
◎エッセイ
村田沙耶香「いかり」
町屋良平「私の虐殺」
滝口悠生「隔たりと連絡」
小山田浩子「私のプラカード」
大田ステファニー歓人「生きるために」
【特集1 世界はマッチングで回っている】
◎対談
鳥飼茜×安堂ホセ「さらす、隠す、しれっと消える」
◎共作
桜庭一樹×斜線堂有紀「かわいそうに、魂が小さいね/その春に用がある」
俵万智×木下龍也「キングと天使」
◎創作
遠野遥「AU」
山下紘加「わたしは、」
紗倉まな「やっぱりなしでもいいですか」
樋口恭介「あなたがYouなら私はI、そうでないなら何もない」
◎エッセイ
冬野梅子「自虐サ終のお知らせ」
水上文「想定されもしないマッチング、あるいはクィアな未来について」
◎論考
瀬戸夏子「超資本主義社会における恋愛至上主義について」
◎特別企画
花田菜々子+福尾匠+葉山莉子+あわいゆき「回り続ける世界のためのマッチングブックガイド」
*
【特集2 さよなら渋谷区千駄ヶ谷2-32-2】
◎エッセイ
山田詠美「トウキョウに上京して」
長野まゆみ「ある晴れた日」
中原昌也「カレー、カンヅメ、本と映画の記憶は忘却の彼方に」
武田砂鉄「ベストタイミング」
◎企画 2月14日、移転を聞きつけて、千駄ヶ谷散歩へ
星野智幸「幽霊はどこにいる?」
青山七恵「格子の向こう側」
宇佐見りん「あの日のABC」
柴崎友香「東京の真ん中の、なんでもない、名づけようのない場所」
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【モノコン2023文藝×monogatary.com】
◎選考経過
◎有手窓 大賞受賞作「白山通り炎上の件」受賞の言葉
◎選評
金原ひとみ「巣鴨のOGになりたすぎる件について」
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【特別寄稿】
佐藤究「F-104との邂逅『幽玄F』もう一つのエピローグ」
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【短篇】
小川哲「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」
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【連載】
島本理生+岩崎渉 「トランス」 【最終回】
絲山秋子「細長い場所」【第5回】夜明けの斜面
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第3回】
町田康「ギケイキ」【第44回】
この装幀がすごい!【第13回】ゲスト 布施琳太郎/川名潤・佐藤亜沙美
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2023年12月~2024年2月
【季評】
文芸季評 水上文「たったひとり、私だけの部屋で つながりと文学」2023年12月~2024年2月
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【書評】
高橋源一郎『DJヒロヒト』【評】町屋良平
町屋良平『生きる演技』【評】鳥羽和久
九段理江『しをかくうま』【評】山口未花子
いとうせいこう『東北モノローグ』【評】瀬尾夏美
千木良悠子『はじめての橋本治論』【評】中村香住
ボリス・グロイス編 乗松亨平監訳 上田洋子/平松潤奈/小俣智史訳『ロシア宇宙主義』【評】木澤佐登志
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