700人以上の芸術家、2500点以上の芸術作品がこの1冊に! 誰もが知っている歴史的傑作をわかりやすく解読。

ボッティチェリ《春(ラ・プリマヴェーラ)》、ダ・ヴィンチ《最後の晩餐》、フェルメール《絵画芸術》、ピカソ《ゲルニカ》など、歴史的に重要な作品22点を多角的に解説。絵画に表現されたディテールを解剖したり、芸術家の意図や様式、その生涯や時代背景について理解することで、芸術作品をより深く楽しめる。

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絵がどのような背景を持って描かれたのか、何を物語っているのかを簡潔にやさしく解説

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絵の中の象徴や画家の遊び心など、細部までクローズアップして紹介。違った角度のアプローチで理解が深まる

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画家が何を一番強調して描きたかったのか、主役へとどのように視線を誘導しているのか、バランスの取り方などが一目でわかる

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描かれた時代に特徴的なものや画家の美意識など注目すべきところをわかりやすく説明

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絵を拡大してみることで、繊細な筆遣いや色のグラデーションなど巨匠の描き方が鮮明に浮かび上がる

3万年もの大美術史を展開。 欧米のみならず、アジア、アフリカまで全世界の芸術作品を包括。

美術作品を見る●色

芸術のテーマ●愛

19世紀●印象派

15~16世紀●イタリア・ルネッサンス

特徴

鑑賞するだけの芸術が、発見の旅へと変わる ― ヴィジュアル・ガイド決定版!

グローバルな視点から、美術作品の意図や構造をみとおしてみよう。色彩やフォルム、主題や構図、素材や技法。そこには、予想どおりの類似も、意外な差異も、さまざまに発見できるはずだ。 ── 樺山紘一(序文より)

●全時代を6章に分け、壮大な美術史を展開

先史時代から現代までを時系列で追い、3万年もの大美術史を展開。また、欧米のみならず日本を含むアジア、アフリカまで全世界の芸術作品を包括。

●2500点以上の芸術作品を収録

本書のために特別に撮影されたものを含む2500点以上の絵画・彫刻作品を美しい高品質の図版で収録。

●名作を拡大して見るなど、芸術作品を多角的に分析

同じテーマをさまざまな芸術家の作品で比較したり、主題や構図、技法、色などについての解説や、作品を部分的に拡大してテクニックなどを分析。美術作品を深く楽しむための解説が充実。

●芸術家700人以上のプロフィールを紹介

芸術家の意図や様式、方法・手法、また生涯や時代背景についての信頼できる解説を掲載。

目次

・美術作品を見る
・主題と構図
・遠近法と視点
・光と影
・素材と技法
・色
・筆遣いと質感

●15世紀以前

・先史美術
・古代の近東
・古代エジプト
・東洋の文明
・古代ギリシア
★ヌード
・エトルリアと古代ローマ
・ローマ帝国の周辺
・初期キリスト教美術とビザンチン美術
・カロリング朝
・オットー朝
・ヴァイキング美術
・アングロ=サクソンとケルト美術
・初期イスラム美術
・南アジア
・東南アジア
・東アジア
・中央・南アメリカ
・ロマネスク、ゴシック美術
・初期イタリア美術
・国際ゴシック美術

●15~16世紀

・イタリア・ルネサンス
★神話と伝説
・北方ルネサンス
★風景画
・マニエリスム
・中国・明王朝
・日本美術
・中央・南アメリカ

●17~18世紀

・バロック
★静物画
・ロココ
★動物
・新古典主義
・イギリスの水彩画家たち
・アメリカの画家たち
・中国・清王朝
・日本美術
・イスラム美術
・ヒンドゥー美術

●19世紀

・ロマン主義
★愛
・リアリズム
・ラファエル前派
・ヴィクトリア朝の美術
・フランスの美術アカデミー
・日本美術
・印象派
・新印象主義・ポスト印象主義
★子供たち
・ナビ派
・象徴主義とアール・ヌーヴォー
・スカンディナヴィア美術
・世紀末
・彫刻
・アフリカ美術
・オセアニア

●20世紀初頭

・フォーヴィズム(野獣派)
・ドイツ表現主義
・第1次世界大戦のウィーン
・キュビスム
・未来派、オルフィスム、レイヨニスム
・抽象芸術の誕生
★労働
・初期英国モダニズム
・初期米国モダニズム
・素朴派
・エコール・ド・パリ
・ロシア構成主義
・ダダ
・シュルレアリスム
・新即物主義
・バウハウス
・英国と米国の前衛芸術
・写実主義と形象主義の絵画
・メキシコ美術

●1945年以降

・抽象表現主義
★戦争
・戦後ヨーロッパ
・抽象絵画および抽象彫刻
・ミニマル・アート
・ポップ・アート
★肖像画
・オップ・アートとキネティック・アート
・アッサンブラージュ、ジャンク・アート、ランド・アート
・コンセプチュアル・アート
・具象絵画
・スーパーリアリズム
・フェミニスト・アート
・新表現主義とグラフィティ・アート
・ニューメディア
・コンテンポラリーの彫刻
・オーストラリア・アボリジニの芸術
・今日のヨーロッパ
・今日のアフリカ
・今日のアジア
・今日の北米

用語集
索引
謝辞

★印=芸術のテーマ

世界の美術 art

[図版収録数] 2,500点以上
[アーティスト数] 700人以上
[索引数] 約4,000項目

B4変(301×252ミリ)/上製
総612頁(オールカラー)
ISBN: 9784309255231

定価:13,650円 (本体:13,000円)

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[推薦文]人類の壮大なコレクション ― 赤瀬川原平

地球人類は、洞窟画にはじまり、これまでいろんな絵を描いてきた。宇宙の他の惑星にいる(?)知的生命体も、こんなに絵を描くのだろうか。ここに連なる作品群は、人類の壮大なコレクションだと、つくづく思う。

[総監修]アンドリュー・グレアム=ディクソン (Andrew Graham-Dixon)

英語圏で最も優れた美術評論家の1人。高い評価を得たBBC(英国放送協会)アートシリーズのプレゼンターを務め、芸術をテーマとする数々のドキュメンタリー番組にも登場している。『インディペンデント』紙や『サンデー・テレグラフ』紙に20年以上にわたってコラムも連載。多くの著作があり、その内容は中世絵画・彫刻から現代アートまで幅広い。

[日本語版総監修]樺山紘一 (かばやま・こういち)

1941年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学文学部教授、同文学部長を経て、現在、東京大学名誉教授。2001年より国立西洋美術館長。2005年より印刷博物館館長。主な著書に『西洋学事始』(日本評論社)、『ルネサンス』(講談社学術文庫)など。監訳書に、『世界の歴史大図鑑』(河出書房新社)、『フェルメール─精緻な世界観と表現力』(昭文社)などがある。

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