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- イベント 2026.01.28
- イラン・パペ『イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する』刊行記念 本当のことを書きすぎてイスラエルにいられなくなった ユダヤ人歴史家がもっとも伝えたいこと 早尾貴紀×中村隆之
2023年10月7日のガザ一斉蜂起とそれを奇貨としたイスラエルによるガザへの大規模攻撃は、アメリカが主導するその後の和平計画の矛盾とともに、いまもなお世界を震撼させています。
この世界史的悲劇の根本的な原因はどこにあるのか? イスラエル・パレスチナ現代史研究の世界的第一人者イラン・パペ氏が、この問いに正面から向き合い、できる限りシンプルに答えた『イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する』が河出新書より刊行されました。
イスラエル生まれのユダヤ人であるパペ氏は、膨大な公文書・資料に基づき、シオニズムが当初から内包してきた植民地主義性と、イスラエルによるジェノサイドの歴史を批判的に検証してきた歴史学者です。本書はこれまでの氏の研究成果を土台にしつつ、パレスチナ/イスラエルの基礎的な歴史をコンパクトにまとめ、世界に投じたものです。
本書の刊行を記念し、パレスチナをめぐる思想史の研究や翻訳紹介に尽力され、本書の監訳を務められた早尾貴紀氏と、ブラック・ディアスポラを研究する中村隆之氏をお招きしトークイベントを開催します。ガザで起きている現実から植民地主義の現在地まで、じっくりお話しいただきます。ニュースの背後にある歴史と構造を理解するための絶好の機会となるはずです。ぜひご参加ください。
【登壇者プロフィール】
早尾貴紀(はやお・たかのり)
1973年生まれ、東京経済大学教授。パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史研究。ヘブライ大学客員研究員として2002-04年(第二次インティファーダ期)に東エルサレム在住、その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。著書に『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社)、『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎)、『ユダヤとイスラエルのあいだ』(青土社)ほか。共著に『残余の声を聴く』(明石書店)ほか。訳書にジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて』(Type Slowly)、イラン・パペ『パレスチナの民族浄化』(田浪亜央江との共訳、法政大学出版局)、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』『なぜガザなのか』(ともに岡真理、小田切拓との共訳、青土社)ほか。
中村隆之(なかむら・たかゆき)
早稲田大学法学学術院教授。フランス語圏文学、環大西洋文化研究。著書に『カリブ-世界論 植民地主義に抗う複数の場所と歴史』(人文書院)、『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店)、『野蛮の言説』(春陽堂書店)、『第二世界のカルトグラフィ』(共和国)、『環大西洋政治詩学』(人文書院)、『ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音』(岩波新書)ほか。共訳書にルイ・サラ=モランス『黒人法典』(明石書店)、エドゥアール・グリッサン『カリブ海序説』(インスクリプト)ほか。
日時
2026年1月28日・19:30-21:00
主催・問い合わせ先
本と珈琲の店 UNITÉ